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2023年07月04日 10:52
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東京測地系→世界測地系 UAEの韓国投資
2次電池・バイオ・農業技術に関心

 米国の株価指数算出会社であるMSCIが今年6月22日に発表した2023年の市場分類見直しによると、新興国株で構成されるMSCIエマージング・マーケット・インデックスに組み入れられている韓国のステータスに変更事項はなかった。
韓国政府と金融当局は先進国株によるMSCIワールド・インデックスへの組み入れを目指しており、そのためには1年以上の観察を経なければならないが、韓国は今回も観察対象に入らなかったのである。しかしMSCIは、「海外投資家の韓国株式市場へのアクセス改善に向けて、韓国から提案された措置を歓迎し、今後の制度履行の効果をモニタリングする予定である」とコメントしているのである。投資家が制度改善を実感出来るようになれば、新興国から先進国市場への再分類について市場参加者と協議出来るとしている。
韓国が来年6月の市場再分類で観察対象に入った場合、25年6月にMSCIワールド・インデックスへの組み入れが発表され、実際の組み入れは26年6月頃になると見られている。
MSCIワールド・インデックスに組み入れられれば、中長期的には海外投資家の資金流入を期待できる。
恒常的な米ドル不足の解消にも繋がる。韓国政府も思い入れは深いであろう。
世界の中で余剰資金を抱えて、世界各国に投資している国家としては、「アラブ首長国連邦(UAE)」という国がある。
自国で産業育成を行うというよりも石油を始め、様々な投資資金で稼いだ外貨をさらに運用するという傾向が強いUAEは、世界の投資市場の中では、「注目される国際的投資家」として有名である。このUAEの投資ファンドは最近、韓国なども訪問し、投資先を物色している。
韓国における、彼らの主な関心分野は、「二次電池・バイオ・農業技術」であったと報告されている。こうしたUAEの動きには、1月に韓国・UAE両国大統領が会談、「UAEが韓国に対して300億ドルを投資する」と合意したことを受けての韓国訪問であったようで、韓国国内財界からは、尹大統領の経済外交成果として捉える見方も出てきているものである。
そのUAEの投資ファンドには、例えばムバダラやアブダビ投資庁、アブダビ開発持株会社、アブダビ投資委員会などがある。
ムバダラは、韓国との投資協定でUAEを代表して投資を総括・調整する役割を引き受けているファンドだ。正式名称は「ムバダラ・ディベロプメント・カンパニー」で、フェラーリ、ピアジオ・エアロへの出資や、ロールス・ロイスとの提携など国内外で様々な投資を行っている国際的な企業である。
これまでに、ドナルド・トランプ、ジョルジオ・アルマーニ、マンチェスター・ユナイテッド、グレッグ・ノーマン、グッゲンハイム美術館など、業界大手と提携している。
古い話ではあるが、07年に報道されたものには、米国の投資会社カーライル・グループ株式の7・5%を取得(13億5000万ドル)、米国の半導体会社アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)株式の8・1%を取得(6億2200万ドル)などがあるとも言われている。
最近のデータを見ると、約2840億ドルの資金を世界的に運用する巨大投資ファンドであると言われ、上述したような企業だけでなく、英国の大学の研究室などに出資するほど積極的に投資を行っているファンドである。
こうした韓国の様子を見ていると、日本も金融市場に海外からの投資受け入れを進めようとするのであれば、国民の資金を株式市場に吸い上げるのではなく、世界的な投資家に「ぜひ投資をしたい」と思わせるような産業の種を育成していくこと、そして実際の投資につなげていくことが重要ではないかと、筆者は考える。
(愛知淑徳大学ビジネス学部ビジネス研究科教授 真田幸光)

2023-07-05 2面
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