近畿産業信用組合(大本崇博理事長)は20日、大阪市中央区のホテルニューオータニで第70期通常総代会を開いた。総代総数188人中、122人(委任状41人)が出席、諸議案を原案通り可決した。期末預金1兆4326億円(前年比1・31%増)、貸出金1兆456億円(前年比6・32%増)、純利益は99億4300万円(前年比40・83%増)と最高益を更新した。
大本崇博理事長は「3年以上にわたり社会全体に甚大な被害をもたらしてきたコロナ禍は、ようやく終息に向かい、日常を取り戻す段階に入りつつある。急激な物価上昇や金融情勢などの影響を受ける環境のなか、平野支店新築移転などを実施し、また金融サービスやコンサルティング業務など親身に顧客に寄り添い、過去最高の実績を実現した。今年度も地域金融機関として、中小企業を支え、地域社会に貢献するという経営理念のもと、確固たる態勢で計画を具現化すると共に、収益力の更なる高度化も目指していく」と述べた。 (大阪=韓登)
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