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2023年06月27日 10:34
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世界潮流に逆行の韓国経済
23年度のOECD経済展望報告書

 経済協力開発機構(OECD)は最近の経済展望報告書で、「世界経済が回復しつつある中、韓国はその潮流に逆行している」との内容の予測を発表した。

(ソウル=李民晧)

1・5%に急落の経済成長率

OECDの報告書では、今年度における世界経済成長率を2・7%と見込んでいる。主要20カ国(G20)の成長率は、それよりも高い2・8%とした。
しかし、これまで他国を圧倒する成長大国だった韓国の経済成長率の見込み値は、世界平均に遠く及ばない1・5%に過ぎなかった。OECDは昨年6月の段階で、韓国の成長率が2・5%以上に達するものと見込んでいたが、今回数値を下方修正した。
韓国よりも経済成長率の見込み値が低い国は、成長の勢いが事実上ストップしている先進国だけだ。例としてはカナダ(1・4%)、日本(1・3%)、イタリア(1・2%)、フランス(0・8%)、英国(0・3%)、ドイツ(0%)などが挙げられる。
国際通貨基金(IMF)の韓国経済見込み値もOECDと同じ1・5%であり、政府もそれを受容している様子が見られる。8日、経済副首相で企画財政部長官のチュ・ギョンホ氏は、ジャーナリスト団体「クァンフンクラブ」の討論会で「様々な状況の変化や各種データを総合し、(現状1・6%である)見込み値を下方修正せざるを得ない」と述べていた。

先細る輸出…膨らむ対中赤字

韓国経済の展望に対し、実体経済に明るい外資系投資銀行(IB)はさらに否定的な見方を示している。海外IBの見込み平均値は1・1%(シティグループは0・7%)だ。国内民間経済研究所の展望も総じて芳しくない。現代経済研究院は当初1・8%だった見込み値を最近1・2%へと下方修正した。その理由として挙げられたのは(1)下半期に景気が低迷する可能性(2)内需回復に対するモメンタム喪失の懸念(3)輸出景気の回復遅延の3点だ。
経済成長の足かせとなっているのが輸出の不振だ。半導体需要の急減や中国における不況の長期化、米中対立の激化が輸出減少につながっている状況だ。貿易相手国に絞った場合、目下の問題は中国だ。韓国貿易協会によると、中国における今年1~5月の対韓貿易額は1280億ドルで、前年同期比15・5%減少した。米国(12・3%減)、日本(10・4%減)よりも減少幅が大きい。
韓国の対中輸出額は前年同期比26・7%減で、主要国の中で最も減少率が高い。中国と対立状態にある米国と欧州連合(EU)の対中輸出額がそれぞれ3・6%減、1・6%減であることを踏まえると、韓国の減少率は突出しているといえる。こうした状況について、市場では中国当局による「韓国牽制の目に見えない成果物」とささやかれている。
現代経済研究院は「下半期も輸出低迷が継続すれば、(韓国経済は)L字型の長期低迷状態に陥る可能性も否定できない」と懸念を示した。

2023-06-28 3面
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