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2023年05月30日 12:21
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「ヌリ号」打ち上げ成功
小型衛星も軌道で巡航中

 今月25日、全羅南道の羅老宇宙センターから国産ロケット「ヌリ号(KSLVⅡ)」を打ち上げた。機内に搭載した次世代小型衛星も予定軌道に乗り、地上との交信に成功した。これにより、韓国が独自技術の発射体で実用衛星を稼働できることが証明され「ニュースペース」(新宇宙)時代の幕が開けたといえる。

(ソウル=李民晧)


宇宙技術大国入り


今回の成功で、韓国は重量1トン以上の飛行体を独自に宇宙へと発射できることが証明された。航空宇宙業界ではこれに対し「宇宙技術大国入りのパスポートを得た」と評価している。尹錫悦大統領は「夢が現実になる快挙」と述べた。
科学技術情報通信部は記者会見で「ヌリ号に搭載した次世代小型衛星2号は、無事目標の軌道に乗り、8回の交信が行われた(26日)」と明らかにした。衛星は8月から本格的に稼働する。今後状態の安定を確認し試験運用を経た後、2年間にわたり1日に地球を15周しながら災害状況や気象の観測を行う。
今回、韓国が打ち上げた衛星はメインの衛星1基とキューブ衛星7基の計8基だ。いずれも予定の軌道に乗り、交信に成功した。まだ信号の受信に至っていない衛星は、光学観測カメラを搭載した4キロの衛星1基だ。

宇宙開発に照準

ヌリ号の成功について、政府は「ニュースペース時代」が本格的に幕を開けたと見ている。宇宙開発、宇宙技術強国という目標に照準を合わせたものだ。韓国は今後、2027年までにヌリ号4~6号機を順次発射し、独自の衛星打ち上げ代行ビジネスを開始する計画だ。25年には次世代中型衛星(CAS500)3号、26年には超小型衛星2~6号、27年には超小型衛星7~11号をそれぞれヌリ号に搭載して宇宙に送る予定だ。
また、ハンファ・エアロスペース社などの民間企業も計画に参入し、民間主導で宇宙開発に乗り出す構えだ。

月探査機開発も視野に

韓国宇宙開発におけるもう一つの注目ポイントは、月探査機の開発だ。政府は今年から32年まで2兆ウォンを上回る予算を投入し、ヌリ号より3倍以上高性能な発射体を開発する計画だ。それをベースに、韓国の独自技術で製作した月面着陸機に探査ロボットを搭載するという。有人ロケットは45年の完成を目標としている。
一方で、今回のヌリ号発射においてはトラブルも見受けられた。打ち上げ予定時刻の24日午後6時24分、カウントダウンの直前に打ち上げの延期が決まった。コンピューター制御装置のエラーが発見されたもので、50人のエンジニアが徹夜で対策にあたり、翌日未明に復旧させた。前日と同時刻に火花を発し始めたヌリ号は力強く空へと舞い上がり、新宇宙時代の幕開けを告げた。

 

25日午後、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられたロケット「ヌリ号」(KSLVⅡ)

2023-05-31 3面
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