韓国外国語大学は５月20日、創価学会の池田大作名誉会長への名誉哲学博士号の授与式を同大ソウルキャンパスのオバマホールで開いた。授与式会場では2012年、米国のオバマ大統領が特別講義を行ったことがある。授与式には朴庭運総長、盧宅善大学院長らが列席し、李寿成元首相が祝辞を述べた。
朴総長は授与式で、生涯、世界平和という信念を実現するために行動で「実践する勇気」を体現した池田博士の軌跡を称賛し、「今回の学位授与を機に、池田博士の世界平和に向けた努力が国内にもっと知られ、全世界が平和と繁栄の道に共に進むことを希望する」と伝えた。
創価学会の原田稔会長が出席し、学位記を代理授与された。原田会長は、池田名誉会長の謝辞を「私も貴大学の一員として、韓日をはじめ世界の青年の希望の未来を照らし、晴らしていく」と代読した。
同大学は1954年に韓国外国語大学として開校した。現在、ソウルと龍仁市の2キャンパスがある。１０８カ国の留学生約２５００人が在籍しており、１００カ国の５７５大学、67の機関と教育交流を進めている。アジア初の通訳翻訳大学院を擁し、世界の革新的な大学ランキングのトップ１００にも選出。各国の国家指導者らが特別講義を行うなど、国際色豊かな総合大学として発展している。卒業生は政財界などで活躍し、通訳・翻訳家も多数輩出している。
ソウルキャンパスは、ソウル東部の東大門区にある。学生のにぎやかな外国語の会話が飛び交い、各国からの留学生の姿も多く、グローバルな人材を育む国際的な雰囲気に満ちている。