あまり大きな声では言えないものの、尿失禁に悩む中高年は少なくない。そうした中、１日30分間座っているだけで尿失禁の悩みを解決できる画期的な商品が登場した。
「ＧＮグループ（ソウル江南区）」がリリースした「ボディドクター」は、商品に座ると自動的にケーゲル体操（骨盤底筋を鍛える運動）がスタートし、骨盤とお尻の筋肉を鍛えることができる。韓国では食品医薬品安全処から３等級医療用機器として認可されている。近日中に日本市場にも進出し、ヘルスケアや健康サポート機器としてリリースされる予定だ。
「ボディドクター」は、韓国をはじめ米国や東南アジアなどの各国で人気を集めている。近ごろは芸能人やスポーツ選手など、セレブたちが自身のＳＮＳで使用感をアップしていることから、一般の人々にも着々と人気が広まってきた。インスタグラムのフォロワー数４億人に上る米国の有名歌手や女性Ｋ―ＰＯＰ歌手、ヘルスケア系のYoutubeチャンネル、プロ野球選手など、様々なセレブたちが「ボディドクター」を愛用中だ。姉妹製品には「ＬＥＤ近赤外線坐勲機」と「ＥＭＳ低周波腰ベルト」がある。
「ボディドクター」が純韓国製である点も魅力の１つだ。技術開発から検品までの全工程が韓国で行われ、品質管理も徹底している。
ＧＮグループの宋康浩社長は「現代人の免疫力を向上させ、ＱＯＬを高めるような商品を開発して、世界の人々の健康に貢献できる企業へと成長させたい。高品質かつ安全性の高いヘルスケア機器として消費者にお届けしたい」と語っている。
日本の大学を卒業したソン社長は、新型コロナウイルスの流行時には日本に１０００万枚のマスクを輸出。創業から23年間、韓日両国で消費者の信頼を築いてきた。（ソウル＝李民晧）

■ソン・ガンホ氏
１９６７年生まれ。日本・東京で大学を卒業後、デパートの社員として社会人生活をスタート。２００１年にソウルでＧＮグループを創業した。勤勉、誠実、根気、信頼、洞察力を経営マインドとするＣＥＯだ。
主力製品はヘルスケア（ボディドクター)、衛生・美容関連商品（うがい薬、マスク、手指消毒液、マスクパック)だ。今後発売予定の新製品には生活補助ロボット、関節炎治療機器などがある。

宋康浩ＧＮグループ社長

ソウル江南のＧＮグループ社屋

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