4月27日に発表された韓国文化観光研究院の資料によると、3月の韓国の海外旅行者数は147万2193人だった。前年同月比911・8%増と活況を呈している。
韓国では昨年11月以降、海外旅行に出かける人が増え始めた。これは各国が発表した統計資料でも確認できる。今年1月に日本を訪れた韓国人観光客は全体の38%、フィリピンでも2月には全体の約30%を占めて1位であった。ほかにベトナムやグアム、サイパンでも高いシェアとなり、韓国人による欧州の鉄道旅行利用者は前年より3884%増加したと、鉄道パス発行企業ユーレイルが発表している。
海外旅行者増加に伴い、外国語学習者も増える傾向を見せている。オンラインで無制限に受講できる語学学習プログラムを提供している韓国の企業「YBMネット」によると、3月の日本語受講生数は前年比237%増、英語も同129%増であることが分かった。スペイン語や中国語なども人気だという。
単なる旅行を越えて、留学や就職のためのプログラムも目立つ。日本語を専門とする時事日本語学院は、日本の大学入試のためのプランと日本語強化のための講座をオン・オフラインで提供する。教育関係者は「海外に行く前に会話力を身につけようとする人が増えている」とし、「多様な言語に対する関心も高まっている」とコメントした。 |