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最終更新日: 2023-02-07 12:06:22
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2022年11月15日 12:10
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北韓の過酷な生活を伝える
「北朝鮮人権映画祭」プレイベント

今月だけで北韓がミサイルを33発も発射している。ICBM(大陸間弾道ミサイル)は1発3000万ドル(約44億円)、短距離弾道ミサイルは1発300万ドル(約4・4億円)かかる。北韓が中国から輸入しているコメの年間総額を越えている。北韓は常に軍備最優先で、食糧不足で飢える住民を顧みず、拉致被害者や北送事業被害者とその家族の安否が懸念されるなか、貴重な映像が公開された。

 

♦北韓の現状を映す作品
北朝鮮人権映画祭実行委員会(特定失踪者問題調査会・北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・北朝鮮難民救援基金など関係団体・個人で構成)は12日、拓殖大学文京キャンパスで「映画を通して北朝鮮の人権を考える会」を開催し、約30人が来場した。
この会は北韓での人権に関する映画の上映会であり、同実行委員会が12月10日(土)・11日(日)に神戸市のオルビスホールで開催する「第4回北朝鮮人権映画祭」のプレイベントとして企画したもの。上映された作品は、6・25戦争当時、北韓に拉致された9万余の韓国人とその家族の苦悩を描いたドキュメンタリー『Dream of forget me not』(6・25戦争拉北人士家族協議会製作)、脱北した少女の実話を元にしたアニメ『ある女子大生の不安と希望』(ムルマンチョ製作)、脱北者である監督の手で北韓の親子に起きた悲劇と、体制の矛盾を描いた問題作『愛の贈り物』(金ギュミン監督)の3作品。
これまで日本国内で報道されてきた北韓での生活の情報とあまりにもかけ離れた恐ろしい現実を目の当たりにした参加者は全員、言葉が出なかった。

♦参加者が絶句した現実
最後に上映した『愛の贈り物』は役者によるフィクション映画だが、内容は実話であり、実際に北韓のあちこちで起きている現実でもある。平和慣れしている日本人には、想像を絶する過酷な現実であり、感想を求められても答えを失うほどのものだった。
あらすじは、ある軍人家庭の物語。1990年代後半、国民が深刻な飢餓に苦しんだ「苦難の行軍」の時代。戦地で下半身不随となった傷病軍人の夫、生活費をすべて稼がないといけないために家族にだまって体を売って生計を立てる妻、小学生の一人娘の三人家族。「将軍様(金正日)が夜も寝ずに人民のことを考え苦労しておられる」と、すべてをささげて尽くそうとする夫が、家族の生活も犠牲にして、娘の誕生日も贅沢だと怒り、家事を強制する。生活費のために妻が体を売っている娼館に、その地域を束ねている軍人がやって来て「明日までに、お前の夫が傷病軍人としていただいた家の権利書を持ってこい」と脅迫した。権利書を渡せば、家族が住む場所がなくなる。拒めば、夫に売春をばらされてしまうし、家族の命もどうなるかわからない。生きていく希望を失った妻が殺鼠剤で服毒自殺を図る。また夫も、自分だけが苦労して健康も失い、家族を怒鳴り散らしてばかりいて、傷病手当で生活できていると思っていたのに妻が隠れて一家の生活費を支えていたことを恥じ、罪の意識にさいなまれて、同じく遺書を残して殺鼠剤で服毒自殺を図る。誕生日を迎えて幸せそうに眠る娘と、血を吐きながら両脇で死に絶えた両親の、壮絶なラストシーン。

♦関心を持つことの重要性
同実行委員会の荒木和博事務局長は「夫は最後まで将軍様を信じながら、現実とのギャップの中で絶望して死んでいく。おそらくそういう人は多かったのだろう。一種のカルトのようなもので、マインドコントロールから抜け出すことは自分のこれまでを全て否定することになってしまうため、そう簡単にできることではない」と、北韓の金一族による独裁政権を批判し、この個人崇拝の構造を崩すことが、北韓の弱体化につながると分析。
脱北者である木下公勝氏は「この映画で表現されているさまざまなことは氷山の一角であり、過激描写も映画として控えている。私の住んでいた家の隣人家族も同じように、生活苦で殺鼠剤を飲んで自殺した。現実は、壁をかきむしってもがき苦しんで死んでいく悲惨な死に方。中国側へ脱北した人はみんな、捕まったら北韓に強制送還されて地獄が待っているので、いつでも服毒自殺できるように、大人も子どもも殺鼠剤を肌身離さず持っていた。脱北しても生きる意味が見いだせず、生活苦もあり、いつ見つかって強制送還されるかわからない恐怖がつきまとう。脱北は殺されるよりもつらいのが現実」と語り、「だからこそ、脱北した人々が更生できるように手助けするのが我々の仕事であり、世の中がもっと関心を持ってほしい」と訴えた。
拉致問題のドキュメンタリーを撮影、制作してきた映像研究会の稲川和男代表は、アジア映画社の朴炳陽代表から北韓の映像を見せられて、「こんな現実を知った以上、何もしないわけにはいかない」と思ったのがきっかけで、さまざまな被害者たちを作品にまとめる活動を始めたと説明した。また「日本人拉致問題も含め、こうして本日来場されたみなさんや、いろいろなニュースに関心を寄せていただけることが、私たちの励みになっている」と感謝を述べた。
情報量の少なさから、日本における北韓に関する報道は、非常に限られている。拉致問題の報道についてもワイドショー枠で流す程度で、国民の関心も非常に薄く、北送事業にいたっては一般的にあまり知られていない。こうしている間にも、拉致被害者や北送事業被害者とその家族は、北韓の地で苦しんでいる。また、北韓は朝総連のみならず、日本と韓国の左派勢力を巧みに操り、在日社会に潜り込み、さまざまな手を使い浸食している。
世界全体が揺れ動いている今、もっと深刻にこの現実を受け止め、政府任せではなく、民団やさまざまな団体が率先して、行動せねばならない。

2022-11-16 4面
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