韓国の文化体育観光部と韓国出版文化産業振興院は、韓国書籍(K―BOOK)を世界に紹介するイベントを11カ国・地域(インドネシア、ベトナム、香港、メキシコ、アルゼンチン、エジプト、イラン、英国、ポーランド、フランス、オーストラリア)で開催する。韓国文学の魅力を発信し、韓国文化の訴求につなげることを目的とするもので、今月から12月にかけて各国駐在の韓国文化院を中心に行われる。
駐オーストラリア韓国文化院では8・9日、シン・ギョンスク(『オルガンのあった場所』)、ピョン・ヘヨン(『ホール』)などの小説を英語圏に紹介した翻訳家キム・ソラさんを迎え、特別講演と読書会を行った。
駐ポーランド韓国文化院は24日、2022英国国際ブッカー賞の最終候補に選ばれた『呪いのウサギ』=写真=の著者チョン・ボラさんを招待し、同作品のポーランド語出版を記念して対談を行う。
英国では、大手書店フォイルズチャリングクロス本店で10月の1カ月間「韓国文化の月」と題したイベントを開催、韓国書籍の展示・販売のほか多様なイベントを行う。
書籍と同時に韓国文化の紹介にも力が入る。駐インドネシア韓国文化院は来月、ジャカルタでしおり作りやハングル体験などを、駐ベトナム韓国文化院では韓国劇などの上映を行う予定だ。
韓国絵本への関心も高まっており、メキシコとフランスでは、それぞれ韓国語学習者を対象に絵本翻訳フェスティバルを開催する。
これらに先駆けたイベントとして、5月にはイランで、7月には香港でブックフェアなどを開催している。 |