サッカーのソン・フンミン選手(トッテナム・ホットスパー)が英プレミアリーグ(EPL)で得点王を獲得したことに対し、反韓感情が強い中国でも喜びの声が上がっている。
5月23日、駐韓中国大使館はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で2度も祝福の言葉をアップした。「アジアの誇り」「さらなる記録更新を期待する」「中国のサッカーファンもソン・フンミンのプレミアリーグ得点王(23ゴールを記録)受賞を喜んでいる」などだ。
中国新聞網というメディアはソン・フンミン特集を組み「ソン・フンミンが歴史を塗り替えた」「EPL史上、1シーズンでペナルティーキックの得点なく得点王を獲得した選手として10人目」などと大々的に扱った。テンセントスポーツは「アジアの選手が世界のトップリーグで神話を作った」と褒め称えた。
しかし、韓国サッカーファンは中国のこうした反応に困惑している。「TheQoo」など、サッカー関連のオンラインコミュニティでは「こういう時だけアジア?」「いきなり?」「なぜ他国の大使館がコメントを出すのか。一線を越えている」などの反応が多数見られた。
ソン・フンミン(1992年7月生まれ、江原道春川出身)は韓国代表チームのキャプテンかつエースで、国家代表としては98試合に出場し31ゴールを記録している。
(ソウル=李民晧)
 | EPL得点王の象徴、ゴールデンブーツを手に笑顔を見せるソン・フンミン選手 | |