今月5日、韓国では100周年目となる「こどもの日」を迎えた。マスクの室外着用義務が解除されて迎えた初の休日でもあった。
韓国で有名なテーマパーク「エバーランド」(京畿道龍仁市)は、通勤ラッシュを彷彿とさせるような人混みであふれていた。足の踏み場もないほど来場者でごった返し、SNSなどのオンラインコミュニティには入場口に並ぶ来場者を写した画像が「ヌンチゲーム失敗(=空気が読めなかった、甘く見ていた)」というタイトルと共に相次いで投稿された。同日、国内のナビゲーションアプリでは、リアルタイムの人気スポットとしてエバーランドが1位に浮上するほど多くの人が訪れた。
飛び石連休となった6日も全国のテーマパークに来場者が押し寄せ、チケット販売が一時中止される事態に陥った。ソウル市松坡区のロッテワールドは同日午前、入場券の販売を一時中止し、来場者の入場を制限した。前日比で来場者が30%も急増し、定員をオーバーしたからだ。
「こどもの日」にオープンした江原道春川市のレゴランドは、前日に続き6日のチケットも完売した。韓国で初となる海外発のテーマパークとして話題を集めたレゴランドは「100%予約制」で運営されており、1日のチケット販売枚数は1万枚だ。
一方、国内の新型コロナウイルス新規感染者数は、1週間平均で20万人に達していた4月初旬から、5月の1週目は3万人台に落ち着いている。
(ソウル=李民晧)
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