韓国統計庁が先月発表した「将来人口推計を反映した国内外人・人口展望2020~2040」によると、韓国の総人口(外国人含む)は2020年の5184万人から40年には5019万人へと165万人の減少が見込まれているが、総人口に占める外国人の割合は3・3%から20年かけて4・3%に増加する見通しということが分かった。
韓国における外国人人口とは、(1)在留外国人(2)帰化して韓国国籍を取得した者(3)外国籍の親を持つ子(2世)などを含む「外国に由来する人口」のことだ。20年には218万人だったが、37年に300万人台に乗り、40年には323万人に達すると考えられている。
これを年齢別にみると、15~64歳の外国人の人口(生産年齢人口)は20年間で67万人が増加するとみられており、韓国の総生産年齢人口に占める割合は、20年の4・7%から40年には8・6%となる見通しだ。また14歳以下の人口も同様に9万人が増加し、40年には9・3%を占めると見込まれているが、そうなると14歳以下の約10人に1人が外国に由来する人々ということになる。
一方、日本も同様に総人口は減少、外国に由来する人口は増加していくと予想されている。国交省の資料によると、15年の2・6%から65年には12・2%に増加するとの指標もある。 |