韓国で日々生まれている新しい言葉は、省略語や英語との合体、ハングルならではのひねりなど、成り立ちもさまざま。辞書に載っていない韓国語を楽しもう。
부카니스탄(プカニスタン)
北朝鮮の蔑称。北朝鮮を意味する「プッカン(北韓)」と、旧ソビエト連邦の国名(アフガニスタン、カザフスタン)などにつく「スタン」をつけて、このように呼ぶ。
벼락거지(ビョラッコジ)
いきなり貧乏になること。「成金」の反対語。他人が金持ちになることに対して、相対的に剥奪感を覚える人を指す。特に2020年~21年頃、住宅価格が跳ね上がり、不動産を所有していない人が強い不満と剥奪感を抱いたことで生まれた造語。成金は落雷金持ち(ビョラップジャ)という。
빵터지다(パントジダ)
「爆笑する」の意。瞬間的に大きく笑う場面でよく使われる。爆笑することを直訳で「ポックソハダ」という韓国語単語もあるが、「大きく膨らんだ風船がパンと破れた」というようなニュアンスを含めて使われている。
솔로부대(ソロブテ)
ソロ部隊。英語の「solo」+部隊。恋愛経験がない男女、または恋人がいない男女、いわゆる「独り身」の男女たちを部隊に見立てた言葉。クリスマスの天気予報について書かれたあるニュース記事では、クリスマスに雪が降らない予報について「ソロ部隊よ、安心せよ」と見出しで報じたこともある。 |