サムスン電子は7日、昨年度の連結決算(暫定値)を発表した。
それによると年間売上高は279兆400億ウォンで、営業利益は51兆5700億ウォン。前年より売上げは17・8%、営業利益は43・3%増加した。年間売上高としては過去最高で、営業利益も歴代3番目を記録した。
好業績の背景にはコロナ下での巣ごもり需要の拡大がある。パソコンなどIT関連製品のニーズが高まったことから、半導体市場が活況を呈した。
グローバル企業各社のサーバー向けメモリーチップへの需要が堅調に続いた。サムスンの営業利益の60%を半導体が占める結果となった。
LG電子が7日発表した昨年度連結決算(暫定値)によると、年間売上高は前年比28・7%増の74兆7219億ウォンで、営業利益は1・0%減の3兆8677億ウォンだった。
同社の年間売上高が70兆ウォンを超えるのは初めてで、過去最高を更新した。
テレビなど生活家電部門が好調で、同社の生活家電の売上高はトップの米ワールプールを上回り、昨年初めて世界1位を達成した。
そのほか、自動車電装事業も業績をけん引。同事業部のビークル・コンポーネント・ソリューション(VS)事業本部の売上高は過去最高を記録した。
ポスコは12日、昨年の連結基準の売上高が76兆4000億ウォンで、営業利益は9兆2000億ウォンと暫定集計されたと発表した。
売上げは前年比32・1%増、営業利益は283・8%増。
会社設立以来、最高の業績を記録した要因は、グローバル経済がコロナ被害から回復に向かったことに加え、世界の鉄鋼生産量の半分を担っている中国が、炭素中立のため鉄鋼の生産を減らしたのが好材料となった。
中国の銑鉄生産量は昨年7月から11月にかけて毎月、前年同期より7・20%ほど減少した。そのため、昨年第3四半期、ポスコは四半期ごとに3兆ウォンの営業利益を記録した。 |