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最終更新日: 2021-11-25 00:00:00
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2021年11月25日 00:00
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韓国が直面するインフレリスク
経済回復の足かせに 

 米国や中国をはじめ、世界的にインフレ圧力が高まっている。10月の米国の消費者物価指数(CPI)は1年前と比べ6・2%、ユーロ圏は4・1%上昇した。同月の中国の生産者物価指数(PPI)の上昇率は13・5%と2桁台の上昇となった。韓国でも物価上昇が顕著になってきている。

 現在、コロナワクチンの接種が進み、世界各国は経済回復に向かっているが、グローバル供給網の不安定化や半導体の供給不足、原油高などが重なり先行き不透明感を増している。
供給網危機に直面した米企業各社は、コスト増に耐え切れず、次々と製品価格を引き上げている。結果、景気回復を阻害し、米国の第3四半期(7~9月)の経済成長率は前期の半分の水準に過ぎないとの見通しも出ている。
急激なインフレ圧力は韓国経済にも大きな影響を及ぼしている。
韓国銀行(中央銀行)が19日発表した10月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比8・9%上昇し、08年10月以来、13年ぶりの大幅な伸びとなった。PPIの上昇は11カ月連続で、9月の7・6%上昇から大きく拡大した。特に、石炭・石油製品は85・6%上昇、エネルギーと密接な関係がある工業製品も15・4%上昇。
韓国経済は輸出の好調を背景に、コロナ禍から比較的、順調に回復してきた。第3四半期はサムスン電子、SKハイニックスなどの半導体大手を中心に過去最大の売上げや営業利益を記録するなど大躍進を遂げた。一方、世界的なインフレの影響を受け、第4四半期の業績については、この勢いが続くかどうか、悲観的な意見が多い。
国会立法調査処は今月3日、「物価上昇リスク要因の主要内容および争点」と題する報告書で「米国と中国は世界経済に及ぼす波及効果が大きい。韓国経済は輸入依存度が高く、両国の物価上昇が韓国ではリスクになる可能性がある」という見方を示している。
また、韓国は中国への経済依存度が高く、中国の物価上昇の影響を大きく受ける。すでに中国から輸入するテレビ、掃除機など電子製品、自動車、電気自動車用バッテリー、そしてニンジン、ニンニク、トウガラシなど農産物に至るまで軒並み価格が高騰している。韓国の輸入全体に中国が占める割合は23%に達する。中国国内の物価上昇が続けば、中国から部品や原材料を輸入して完成品を生産する韓国企業の製品価格や食材が今後、さらに上昇することが懸念される。停滞している内需が一層冷え込む危険性がある。
現在、世界各国でコロナウイルスの感染対策で膨れ上がった財政が、経済に重くのしかかろうとしている。予想を超える物価上昇圧力により利払い負担が重くなる恐れが強まっている。物価上昇につながる一段の財政拡張策もとりにくくなっている。
原則として、インフレを抑制するためには、金利を引き上げなければならない。しかし現在、韓国は債務問題が重大な懸念事項となっており、利上げによりデフォルト(債務不履行)が生じる危険性もある。
国際金融協会(IIF)が15日発表した資料によると、世界37カ国・地域中、韓国の4~6月期の家計債務残高は国内総生産(GDP)に対し104・2%と、調査対象となった国・地域のなかで最も高く、1年間で対GDP比の上昇幅も最も大きかった。家計債務だけでなく、企業(金融機関除く)の債務残高も対GDP比で115・0%と高水準だ。
物価上昇が続けば消費は冷え込む。家計の利払い負担が増えれば、これもまた消費が冷え込む。コロナからの経済回復に向けて、韓国経済は難しい局面を迎えたといえるだろう。
米国FRBのパウエル議長は「パンデミックが収まれば供給制限が和らぎ、物価も現在の高インフレの水準から落ち着くだろう。それは来年4~9月とみる」と発言しているが、あくまでコロナ収束が前提だ。

2021-11-25 2面
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