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最終更新日: 2021-12-01 00:00:00
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2021年11月17日 00:00
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尿素水問題で無策の政府
チャイナリスクへの備えを

先月、中国が「尿素」の輸出を制限したわずか3週間後、韓国は物流がストップする危機に直面した。原材料の供給が停止したことで韓国内の尿素水工場が生産を一時中断し、貨物車の運行に欠かせない尿素水の不足という事態が発生したのだ。政府の対応によって急場をしのぐことはできたが、これは韓国におけるチャイナリスクの序章にすぎない。韓国の主要輸入品目のうち、1850品目以上が中国産だからだ。(ソウル=李民晧)

尿素水を求めて列に並んだ市民たち(10日、全羅北道益山)
高い中国への依存度


韓国は天然資源に恵まれておらず、原材料の輸入依存度が高い。問題は、中国などの特定国家に輸入を依存している割合が80%を超えている品目が多いという事実だ。韓国の全体輸入品のうち、30%を特定国家(80%以上の依存率)から調達している。
韓国貿易協会のデータによると、今年1~9月ベースにおける韓国の輸入1万2586品目のうち、特定国家に80%以上依存しているのは3941品目だ。このうち中国産は1850品目で、依存度の高い品目のうち約半分を占めている。
中国産品は今年から価格が上昇した。アルミニウム1・5倍、リチウム4倍、マグネシウム3倍、レアアース2倍など、各種原材料の価格が大きく跳ね上がっている。中国の石炭不足と、これに伴う電力不足によって原材料の生産を縮小しているからだ。
中国産への依存度が高い品目では、韓国の全消費量の97%を占める尿素をはじめ、車の車体製造に使用される必須原料・マグネシウム(100%)、半導体と高強度鋼の生産に使用される酸化タングステン(94・7%)、バッテリーに使用されるリチウム(83・5%)、電子製品の小型化・軽量化に必要なネオジムや永久磁石(86・2%)などが挙げられる。
マグネシウムなどの供給に問題が生じた場合、韓国は自動車や携帯電話、バッテリーなどの主力製品の生産が瞬時に停止してしまう。仮に中国が韓国への輸出を止めた場合、今回のような「第2の尿素水危機」がいつ発生してもおかしくない。
中国発の「原材料供給制限問題」は、韓国の産業全体に大きな打撃を与えるため、早急に対策を講じる必要がある。韓国がとるべき対策について専門家らは、自給比率を高める一方、原材料の輸入ラインを複数確保する「リスクの分散」を提言している。政府はしかし、特定国への生産依存度が高い輸入品目の供給状況見直しについて、最近ようやく重い腰を上げ始めた状態だ。

原材料の供給は経済安保に直結

中国が契約物量搬出を容認したことに伴い、尿素水問題はひとまず山を越えたといえる。しかし、複数の深刻な問題点も浮き彫りとなった。中国が資源を”武器”として扱いかねないという点だ。外交部は10日、「仮契約の物量1万8700トンに対する輸出手続きの進捗を確認した」と発表した。中国が韓国に便宜をはかったかのようにみえるのは錯覚だ。実際は韓国企業と契約済みの物量であり当然、輸出を認めるべきものだ。政府は、中国側の対応の遅れに対し、謝罪と賠償を求めてもおかしくない状況だ。
最も深刻な問題は、文在寅政権の無策ぶりだ。 
先月29日、中国の王毅外交部長と面談した鄭義溶・外交部長官は、尿素水問題には言及せず、終戦宣言の話題に終始した。文大統領はその2日後、米バイデン大統領主宰のもと、14カ国の首脳が参加した「グローバル・バリューチェーン(供給網、GVC)」対策会議に出席。しかし、本件について問題提起することはなかった。
尿素水不足問題について青瓦台関係者は「肥料の問題だと捉えている」と述べ、資源安保に関する深刻性を見定めることができなかった。周回遅れで対策会議を開いたものの、「『死後薬方文』(=死んでから薬を煎じる方法を探す)」に等しい。大統領はさらに「(尿素水問題で)過度の不安を抱く必要はない」(9日、国務会議)と述べたが、不便を強いられた国民への謝罪はなかった。
原材料の需給状況は今後一層、世界で厳しさを増すものとみられている。米中貿易戦争の激化で世界のサプライチェーンが崩壊し、食糧不足も深刻化するとの見方が強い。安全保障に直結するサプライチェーン問題に対し、政府の認識不足は否めない。韓国では最近、自衛のため商品を買いだめして備える人々が増えている。

2021-11-17 3面
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