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2021年10月27日 00:00
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「韓日関係のあるべき姿」でシンポ
駐横浜韓国総領事館主催

 韓日関係悪化の長期化は、両国にとってマイナスにしかならない。根底にある複雑な経緯や問題を踏まえて、韓日のあるべき姿について駐横浜大韓民国総領事館(尹喜粲総領事)主催のシンポジウムが開催された。時宜を得たテーマであり、広く注目・関心を集めた。基調講演の中からポイントを紹介し、内容を考察してみたい。

 「日韓関係のあるべき姿」を考えるシンポジウムが22日、オンラインで開催され、長期化する関係悪化の解決に向けた提言並びに意見交換がなされた。総領事館が中心となり、横浜市立大学地域貢献センターなど16団体が共同開催した。主催者を代表して尹喜粲総領事が、「民主主義と市場経済という価値観を共有する韓日両国の明るい未来を目指していきたい」と挨拶した。
前半は三者による基調講演、続いて質疑応答、ディスカッションが1時間ほど行われた。

基調講演①米中競争時代の東アジアと日韓関係
(早稲田大学教授 李鐘元)

いま世界は、自由民主主義と全体主義の対立が顕著になっている。習近平体制の中国への警戒感が高まり、米中競争は欧州諸国の対中強硬姿勢にも広がっている。一方で中国の経済力に深く依存している現実もある。対中包囲網に加わる一方で、中国と投資協定を行うなど、各国の思惑は単純ではない。
韓日は、ともに「安保は米国、経済は中国」体制を取ってきた。韓国政権の選択は日本にも大きな影響を及ぼす。これまで以上に世界情勢に目を向け、韓日の役割を考え、協力体制を見ていく必要がある。

基調講演②こんにちの日韓関係から私たちが学ぶべきもの
(朝日新聞論説委員 箱田 哲也)

好きでも嫌いでも、あるいは相手の国の方が勢いがあろうとなかろうと、一番新しい情報を常に取り入れなければならない。どういう考え方のもとに政策が取られているのか、知らなければならない。
両国政府は懸案とされる問題が多くありながら、それをうまく収める知恵もなく、いたずらに市民の感情対立を大きくしてしまった。その根底には「悪意」、つまり国民感情の政治利用という側面がある。であれば、個人が政治的な意図を見破るリテラシー能力を身につけなければならない。
日韓の持続可能な関係はどうすれば構築できるのか。互いに開発協力していくべきことは何なのかを、考えることが大切だ。

基調講演③21世紀を革新するための日韓哲学
(京都大学教授 小倉  紀蔵)

これまで日韓は、領土問題や歴史、外交、経済、文化の領域で対立や摩擦あるいは融和を繰り返しながら、ともに成長してきた実績を持つ。これは他に類を見ない、評価すべきことだ。
人間同士もしかりだが、日韓関係は「放っておけば良好になる」というものではない。そこにはマネージメント能力が必要となる。人は、その集合体の国は様々な思考のグラデーションを持つ。同意できる面がある一方で、納得しかねる面もある。一面だけをみて全体を判断する平板な見方は、関係を硬直させるだけで、何のメリットもない。
日韓は表面的には「危うい関係」に見えるが、じつは互いの世界観や人間観などを成長させる良いパートナーだ。その土台のもとに、将来的な地球環境や格差の問題などを、韓日で一緒に解決していくための新しい哲学を構築すべきである。

<解説>

基調講演で小倉教授が指摘したように、対立と融和を繰り返しながら韓日がともに発展してきた歴史は誇るべきことだ。微妙なバランスを取ってきた両国だがここのところ一方的に悪化へと進んでいる。その理由は、主に韓国の文在寅政権が進める政策にあると考えられる。ここで箱田論説委員のいう、政治的リテラシー(見極める能力)が必要となる。
関係悪化の原因が曖昧なままでスローガンだけを掲げても、混乱を生むだけだ。李教授が用いた「米中競争」という認識、「中国の経済力は必要」というこれまでの体制維持をはっきりと否定しない点は、問題解決へはつながらない。いま韓日が取るべき協力体制は、韓日米の同盟関係強化なのではないだろうか。(K)

2021-10-27 5面
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