企画財政部は17日、10月の物価上昇率が3%台になると発表した。3%の物価上昇は10年ぶりで、今後、上昇傾向が抑制できなければ、市民の生活、企業活動など経済全般に影響を与えるとの懸念が高まっている。値上がりは生活必需品だけにとどまらず、電気、ガソリンなどの燃料、住宅価格も高止まりし、ウォン安傾向が続いていることから輸入物価も上昇を続けている状況だ。
消費者団体協議会物価監視センターは18日、今年7~9月期の生活必需品の価格上昇率を発表した。
それによると、調査対象38品目のうち、29品目の価格が上昇した。全品目の平均上昇率は4・4%。もっとも価格が上がったのは卵で70%。次いで豆腐が16・5%、ハムが11・3%、食用油が11・2%と続いた。
韓国石油公社の価格情報サイトによると、ソウル地域のガソリン平均価格は18日、1リットル1800ウォンを超え1801・55ウォンとなった。1800ウォンを超えたのは2014年11月以来、7年ぶり。ガソリン価格上昇の原因は国際原油価格の高騰だ。ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)価格が7年ぶりに1バレル=80ドルを超えるなど現在、高止まりが続いている。
世界的に、コロナで停滞していた経済が回復傾向にあるため、原材料の需要が拡大し、価格が急激に上昇している。この影響で先月の韓国輸入物価指数は124・58となり、14年2月の124・6から7年7カ月ぶりの高水準を記録した。 |