韓国慶尚南道陜川郡の海印寺は、仏教聖典が書かれた木版から刷られた経典「高麗八萬大蔵経」1270冊を保存している。それらを全て風と陽に当てて、腐食や虫害を防止する作業=曝書が7日に行われた。全冊を外に出して乾かすのは123年ぶりのことだという。大蔵経は経典の総結集のことで一切経とも呼ばれる。高麗八萬大蔵経は、縦が約24センチ、横が約70センチ、厚さが約4センチの白樺でできた版木が8万1258枚に及ぶので、八萬大蔵経とよばれるようになった。