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最終更新日: 2021-10-13 00:00:00
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2021年09月29日 00:00
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コロナ禍の秋夕 風物詩にも変化の波
見直される祭祀の意義 帰省と茶礼 減少傾向に

今年の秋夕はコロナ禍で迎える3度目の名節となる。しかし今、韓国の伝統である「帰省」と「茶礼」の習慣が失われ始めている。韓国人はかねて「東方礼儀の国」を自負し、両親に対する「孝道」こそが最高の美徳だと考える民族だ。その表れとして帰省と茶礼のしきたりを脈々と受け継いできたが、変化の兆しは明らかに見え始めている。(ソウル=李民晧)

名節時は帰省客で混雑するソウル駅前。今年の秋夕は閑散としていた

ケース1 今年の秋夕、パク・サンス氏(50)は故郷・大邱への帰省を見送った。父のコロナ感染によって親族で集まることが困難となり、茶礼は省略することになったからだ。先祖を祭る祭祀は、叔父が質素に行うことになった。

ケース2 大田の主婦、キム・ヨンウンさん(49)は、秋夕用の茶礼料理を以前より簡素化した。ソウルに住む義理の弟夫婦が、コロナの感染不安を理由に帰省を見送ったからだ。おかずの種類は30種類から10種類へと減らした。

帰省は都会に暮らす子どもたちが実家の両親を訪ねることであり、茶礼は先に世を去った祖父母などの先祖の前に料理を並べて挨拶する季節の祭祀だ。

韓国の名節に欠かせない茶礼床(チャレサン)


このように、コロナ禍の長期化によって茶礼を省略するケースや、簡素化して行う形へと変化している。帰省ラッシュの変化は世論調査でも確認された。韓国ギャラップが今月7日から9日まで、全国の成人1001人を対象に調査を行った結果、今回の秋夕連休中、1泊以上帰省する予定があると答えた人は、全回答者のうち19%に過ぎなかった。39%に達していた5年前(2016年)の半分にも満たない結果だ。「離れて暮らす家族や親戚に会う予定」という問いには47%が回答。16年の80%と比べて33%も減少した。

コロナの影響で家族や親戚の集まりが減ったことはもちろん、集まる予定があったとしても日数を減らしているのが現状だ。かつてならば少なくとも数日は共に過ごし、互いに積もる話を交わしながら、家族でユンノリ(すごろくのようなゲーム)などの伝統的な遊びを楽しんでいた。今では、そうした風景が全て過去の遺物となりつつあるのだ。

コロナをきっかけに茶礼を省略したという家庭の例は、主婦が集うオンラインコミュニティーに散見される。「姑が今年の秋夕から茶礼をやめようって。コロナのお陰だわ」「最近の若者は誰も祭祀に意味を感じていないでしょう。これを機に完全になくなれば良いのに」「義実家に帰省しなくても済むように、予防接種の日程を秋夕の後にずらした」などだ。

大家族から核家族へ、そして単身世帯へと変化している時代の流れを汲むと、今後「祭祀は必要ない」との声が多数派となっていく見込みだ。実際に昨年、政府機関の女性家族部が実施した世論調査によると「祭祀を行わないことに同意する」と答えた比率は10代が53%、20代が63・5%、30代が54・9%だった。女性たちが名節を忌み嫌う理由として、主婦にのしかかる家事の負担が指摘されている。若い世代はそれを「性差別」と感じる傾向が高いことも時代の変化を示している。
家族が一堂に会し、共に過ごす韓国の名節文化。そのメーンともいえる帰省と茶礼は本当にこのまま風化してなくなってしまうのだろうか。

2021-09-29 3面
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