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最終更新日: 2021-10-20 00:00:00
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2021年09月29日 00:00
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東京測地系→世界測地系 中国の北への影響力
国際情勢や状況によって変化

中国は北朝鮮に対して、どの程度の影響を及ぼすことができるのか。これは朝鮮半島情勢を分析するうえで重要な問いであるが、明確な答えは存在しない。
米国のトランプ前政権は北朝鮮の非核化を進めるにあたり、中国の協力を得ようとした。ここには、(1)北朝鮮の非核化は共通の目標である(2)中国が北朝鮮に影響を及ぼすことができるという認識があった。近年、貿易面で北朝鮮は中国に圧倒的に依存するようになり、中国は北朝鮮に大きな影響力を及ぼすことができるようにみえるが、本当であろうか。
中国の北朝鮮に対する影響力を考える際には、以下で指摘する3点に注意したい。
第1は、北朝鮮が外国の影響力を強く受けるのを避けてきたことである。建国後、社会主義陣営にいたものの、主体思想にもとづきソ連や中国と距離を置いてきたこと、中ソ対立が続いた時期にはその対立を利用して両国から援助を引き出したこと、冷戦終焉後は国際情勢に応じて大国間の利害関係を巧みに利用した外交を進めてきたことなどに示される「振り子外交」を展開してきた。
1992年に韓国と中国との国交正常化が実現すると、中朝関係はしばらく疎遠になった。中国との関係が冷え込めば、北朝鮮はロシアとの関係を強化するように、中国にとって北朝鮮は実に扱いにくい相手といえる。中国が北朝鮮と同盟関係にあることを否定し、普通の国と国との関係であると言明するようになったのも、こういう経緯からであろう。
第2に、中国は北朝鮮の経済破綻につながるような制裁を実施しないことである。中国が最も警戒するのは、北朝鮮の経済破綻と体制の崩壊である。多くの難民が中国に押し寄せて社会が不安定化するからである。
中国の再三の忠告を無視して北朝鮮が核実験を続けたため、中国は国際社会の制裁に一旦は同調したが、米朝間の非核化交渉が始まると、北朝鮮の立場(制裁緩和を受けながら段階的に非核化する)を支持し、ロシアとともに制裁緩和を求める声明を出した。
第3に、中朝経済関係の変化が中国の北朝鮮に対する影響力を低下させたことである。
中朝の経済関係は、当初みられたような北朝鮮が不足する物資を中国から輸入する、中国に輸出して外貨を獲得するという一方的な関係から、中国が北朝鮮との貿易や北朝鮮からの労働力の受け入れを積極化するなど、双方向的なものへ変化した。
2000年代に入り、中国企業による北朝鮮での開発輸入(石炭や鉄鉱石)や衣服の委託生産など北朝鮮ビジネスが拡大した。こうしたビジネスを行っている中国企業の大半は民間企業もしくは省・県・市所有の中小企業で、大型国有企業は極めて少ない。
また、国境貿易では付加価値税と関税が50%程度減免され、貿易取引は地方政府が認可権をもっている。さらに、国境を流れる鴨緑江の上流は川幅が狭く、国境警備員の目を盗んで渡れることや警備員が賄賂を得て黙認することから、密輸が横行しやすい。
瀬取り(石油の洋上取引)などで中国政府が黙認している可能性も否定できないが、国境ビジネスでは監視が行き届かないのが実態であろう。この点から考えても、中国が北朝鮮に及ぼす影響力は限定的といえよう。
中国の北朝鮮に対する影響力はアプリオリに想定できるものではなく、国際情勢や個々の状況によって異なってくる。
現在、北朝鮮では国境封鎖と自然災害の影響で食糧不足が深刻化している。厳しい食糧事情を打開するために、中朝間の貨物列車の運行再開を計画していると報道されている。中国は北朝鮮経済が厳しい状況になると、食糧や化学肥料などを無償支援してきた。したがって国境貿易が再開されれば、北朝鮮が必要とする物資を輸出するほか、人道的支援を積極化するのは間違いないであろう。
(日本総合研究所 向山英彦)

2021-09-29 2面
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