産業通商資源部は1日、今年3月の輸出入動向を発表した。
それによると、バイオヘルス製品の輸出が前年同月比43・6%増の14億9000万ドルを記録し、輸出額で10位から9位に浮上した。
バイオヘルス製品の好調は、武漢コロナウイルス感染症の診断キットの需要が高いことが要因だ。関税庁によると、1月の診断キットの輸出額はバイオヘルス製品全体の41・4%を占めており、3月も同じ水準だとみられている。
バイオヘルス製品の輸出額は、2月は12億7000万ドルで10位に浮上。韓国輸出の主力製品である無線通信機器の11億8000万ドルを抜き、9位のディスプレー13億6000万ドルに迫っていた。3月にはディスプレーの売り上げを上回った。
これまで無線通信機器やディスプレーは、韓国輸出をけん引してきたが、高齢層や慢性疾患者の増加でバイオシミラー市場も拡大するなどバイオヘルス製品の輸出は19カ月連続(前年同月比)で増えており、新たな主力製品として、今後の成長が期待されている。 |