関税庁と酒類業界の発表によると、今年1月の日本産ビールの輸入量は1072トンとなり前年同月に比べ6・7倍増加した。
2019年7月、日本政府は半導体とディスプレイ素材の韓国への輸出を規制。その後、日本への抗議活動として日本製品の不買運動が起こった。それまでは韓国では日本産ビールの人気は高く、10年以降、輸入量トップだった。
以降、日本産の車、衣料などの輸入が大きく減少した。日本産ビールの消費も落ち込み、19年6月に9462トンだった輸入量は7月5131トンにまで減少。9月には4トンにまで縮小した。その後、20年8月に313トンと回復に転じ、9月から5カ月連続で増加となった。現在、日本産ビールは輸入量の5%に過ぎない。最も多く輸入されたビールは中国産で6836トン。全体の31・9%を占めている。
文在寅大統領は年明けから、反日姿勢を緩和しており、今後、日本産ビールがシェアをどこまで回復できるか注目される。 |