韓国の研究チームが、PM2・5の濃度増加はミツバチの行動に影響を与えることを突き止めた。国立山林科学院は3日、微小粒子状物質濃度が1マイクログラムミリ立方メートル増加すると、ハチが花のミツを探す飛行時間が32分増加した、と発表した。調査は、国立山林科学院とソウル大学の鄭守鍾教授研究チームの共同研究で行われた。PM2・5による花粉媒介活動に関する研究は、世界で初めてとなる。
ミツバチの平均飛行時間は以前は45分だったが、高濃度以降では77分で1・7倍増えた。2017年4月27日から5月7日まで、ミツバチ400匹に無線周波数識別装置を標識した後、高濃度超微細粉塵発生前後のミツバチの飛行時間を比較した結果だ。PM2・5の濃度が高い春に、ミツバチの採蜜活動に影響を与えると分析されている。 |