1月27日に韓国で公開された映画『鬼滅の刃~無限列車編』が、初日に6万5681人を動員しボックスオフィス1位になった。翌28日の午後には、ソウル木洞のメガボックスでオリジナルチケットとキャラクターカードが品切れになるほどの人気だった。
韓国では日本製品不買運動のため、不必要な論争を避けようと封切り前まで積極的なメディア宣伝はなされなかった。主人公の耳飾りが旭日旗を連想させるとの抗議でデザインを変更する一幕もあった。
しかし韓国には、若者を中心とした熱烈な鬼滅ファンがいた。メガボックスが封切り日にメンバーシップ会員を対象に年齢層を分析した結果、10~20代が全体の70%以上を占めたという。彼らが口コミで広め、観客層が拡大し始めた。CJ・CGVやロッテシネマなども今月3日から拡大封切りを決定した。「好きなアニメを楽しみたい」というファンの気持ちは、どの国でも同じである。 |