ジョー・バイデンが1月20日、第59代大統領に就任した。奇怪な就任式だった。3万人以上の軍人の厳しい警戒態勢だったが、たった1人の米国市民も外国からの祝賀使節もいなかった。祝賀客が並ぶべき場所には、数多くの旗が立てられた。巨大な墓地の整然と並んだ墓石を連想させた。数多くの歓送、歓迎の人波のトランプ大統領の帰郷光景とはあまりにも対照的だった。
ホワイトハウスに入ったバイデンは、連邦上院と下院も掌握した。主要メディアもすべて掌握した。何が恐ろしいのか連邦軍に3月中旬までDCに残って自分たちを守ってくれと要請している。
バイデンは就任演説を通じて、米国社会の和解を強調した。国民の半分を敵に回しながら和合を強調するとは全く憎たらしい悪魔そのものだ。昨年11月3日のクーデターで選挙を盗んだカマラ・ハリスジョー・バイデン政権は今、広範な粛清を行っている。粛清の頂点は、トランプ前大統領を上院で弾劾することだ。すでに民間人に戻った前大統領を弾劾する。これは憲法違反だが、それでも民主党は2月8日から弾劾を推進するという。弾劾審判は連邦最高裁判事が主宰するが、上院は憲法など無視する。要するに、カマラバイデン政権は、われわれが今まで理解してきた選挙による政権交代ではない。このクーデター・政変が成功したのは、ワシントンの既得権層がトランプの除去に合意したからだ。ワシントンの政界には、民主党と共和党の区別はない。既得権層=貴族層と平民の区別があるのみだ。
バイデンは、就任初日からトランプの痕跡を消す行政命令を連発している。WHOとパリ協定への復帰を宣言した。建国245年の米国の連邦共和制が革命を求めている。カマラバイデンは、中共全体主義を温存させる姿勢を明確にしている。米国の経済よりも彼らの既得権と安全が優先だ。
カマラバイデン政権は、平然とメディアを検閲、操作している。だが、ワシントンの貴族政は決して成功できない。カマラバイデンは結局、沈没するしかない。腐敗既得権勢力がワシントンではすべてを掌握しているが、共和制の市民の信頼と支持を完全に失った。連邦を構成する州の正当な抵抗も押さえられない。
ディープステートがトランプ大統領に対してサボタージュをしたが、今度は共和制の基盤である市民たちがワシントン既得権層に対してもっと巨大な抵抗、サボタージュを展開する。同盟国の支持・信頼も期待できない。NATO(北大西洋条約機構)など伝統的な同盟国がカマラバイデン政権と選挙を盗んだ米国のビッグテックやビッグメディアなどを嫌悪する。米国建国の精神を否定、裏切り、共和制を破壊するカマラバイデンのワシントンの腐敗勢力は間もなく孤立する。
米国が文明世界の指導国家、健全な連邦共和国として立ち直るように自由世界は声援をおくらなければならない。 |