民団中央本部人権擁護委員会(李根茁委員長)は昨年12月4日、東京・韓国人会館で「第2回人権セミナー」を開催した。今年はコロナ感染拡大を踏まえて人数を絞ったため、80人余りの参加となった。
テーマは2019年と同じく、関東大震災における朝鮮人大虐殺とヘイトスピーチが主な内容だった。
セミナーにはノンフィクション作家の加藤直樹氏・ジャーナリストの安田浩一氏・「グループほうせんか」の慎民子さん・民団中央本部の徐元喆事務総長が登壇し、それぞれの立場から講演や意見発表を行った。
その後は参加者からの質問に対する応答が行われ、関東大震災の犠牲者に黙とうを捧げた。
閉会の挨拶で、李委員長は「人権擁護委員会は史実を改ざんさせないため、このセミナーを続けていく」と決意を述べた。 |