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最終更新日: 2020-12-02 00:00:00
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2020年11月18日 00:00
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防災が結んだ韓日交流の縁
支援NPO法人 韓国で表彰

富川市の子どもたちが応援横断幕寄贈

コロナ感染拡大で往来はできなくなったが、草の根の韓日交流はしっかりと根付いていた。東日本大震災の復興支援を行うNPO法人が、あるきっかけで京畿道富川市の子どもたちと被災地・南三陸町との縁をつなぎ、積み上げた交流は韓国外交部にも評価されるものとなった。交流のきっかけや活動への思いを、NPO法人の村松広貴代表理事に聞いた。

明るい南三陸町の風景を描いた富川市の美術系総合学習塾グリムナラの子どもたち。「復興をともに応援しています」とのメッセージとともに今年5月、南三陸病院に届けられた

 静岡県富士宮市にあるNPO法人ヴィレッジネーションは、2011年の東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町で高齢の視覚障害者の方が困っていると聞き、支援に訪れたことがきっかけで設立された。はじめの3年間は毎月、4年目からは定期的に通い続けてきた。その間に現地の人々と深く関わるようになり、支援活動も様々に広がっていった。南三陸町出身のロンドンパラリンピック柔道日本代表監督と出会ったことで、ロンドン(12年)・仁川(14年)・リオ(16年)のパラリンピックを応援。13年からは、津波で全壊した南三陸町の幼稚園と静岡県の幼稚園との交流を始めるようになった。それらの活動は韓国でもニュースとして紹介された。
表彰を受けた代表理事の村松広貴さん
 14年3月に、富川市にある美術を中心とした総合学習塾グリムナラの院長からニュースをみて共感したとの連絡があった。その塾には幼稚園児~中学1年生までの計80人が通っているのだという。その後、同年4月に起きたセウォル号転覆事故により韓国でも防災に関心が向けられたことで、塾で防災教室が出来ないかと相談された。さっそく6月に渡韓、言葉が通じないため、絵を見てポーズをとる防災ゲームをやってみた。それが子どもたちにうけ、これ以降、春夏冬と定期的に訪韓するようになる。防災教育とともに日本文化も紹介した。あるとき子どもたちから「南三陸町の人たちは今、元気ですか」との質問を受けた。それが南三陸町の住人に応援横断幕を贈ろうという話に発展、寄贈先は世界中から支援を受け再建した復興のシンボルである南三陸病院に決定した。年に1度の寄贈は今年で3回目を迎え、コロナ感染拡大という状況にもかかわらず、3月に完成した絵は5月に無事に南三陸病院に届けられた。
このような交流の様子は、今年の6月から募集が始まったエピソード公募展「日・韓私の友人、私の隣人を紹介します」(韓国外交部主催)において、韓国168件、日本23件の計191件の中から入選となった12件に選ばれた。表彰を受けたNPO法人代表理事の村松広貴さんは、「人・文化は、お互いの特徴を活かしながら、共に育てあう関係であり、その先の未来を繋げると思ってこれからも活動を継続していきたい」と語った。

2020-11-18 5面
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