武漢コロナウイルスの感染拡大によって、最も大きな影響を受けたのが世界の旅行業界だ。回復には時間がかかるとみられ、コロナ前の水準に戻るのは早くても2022年ではないかとの予測も出ている。
韓国の旅行業界の不振も深刻だ。旅行代理店1、2位のハナツアーとモドゥツアーの7~9月期の連結決算が発表されたが、大規模な営業赤字を記録した。
ハナツアーの7~9月期(連結基準)の売上高は100億7000万ウォン。前年同期比で94・5%減となり、営業赤字は302億4000万ウォンを計上した。営業赤字規模は4~6月期の518億4000万ウォンから改善しているが、前年同期が27億7000万ウォンだったことを考えると10倍以上と損失が拡大している。
特に7~9月期アウトバウンド客数は928人で、昨年同期に比べて99・9%減少した。
一方、モドゥツアーの同期の売上高は29億4000万ウォンで昨年同期比95・8%減となった。 |