ログイン 新規登録
最終更新日: 2020-10-28 00:00:00
Untitled Document
ホーム > 在日社会
2020年10月14日 00:00
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
日本軍として戦った朝鮮人兵士
歴史の運命を受け入れ、「義務」を果たした人々

三浦小太郎(評論家)

2・26事件に至る「昭和維新運動」に共感し参加していた陸軍軍人、末松太平の回顧録「私の昭和史」に、とても印象的なエピソードがある。彼の部隊が満州の居留民保護のために出征した時、居留民たちは極めて冷淡で、軍のために用意した汽車もひどいものだった。兵士たちの中からは、もう満州の居留民たちのためなら来たくもない、という声が挙がっていた。しかし、部隊を乗せた汽車がある駅に停車した際、朝鮮人の学童と教師が彼らを出迎えてくれた。生徒たちは日本の唱歌を歌い、最後には朝鮮の踊りを踊った。これが満州で治安に当たった兵士たちへの最も温かい歓迎だった。兵士たちは「お前たちのためなら、何度でも来るよ」と声をかけて去っていった。
このエピソードを、私は「朝鮮人は当時親日だった」などという単純な論理に結び付けたのではない。むしろ、この時の朝鮮人教師や生徒たちの心中に何があったのかは、後世の私たちが簡単に推し量れるものではないだろう。ただ確実に言えることは、この時の日本兵たちが朝鮮人生徒たちに見たものは、彼らが昭和維新運動によって救済しようとしていた、地方の貧しい日本民衆の姿と決して遠いものではなかったはずである。
そして、2000年代初め、私はかつて日本軍兵士として戦った韓国人4人にインタビューをする機会を得た。彼らは共通して、日本軍としての経験と技術、そして精神をもって、朝鮮戦争の時は韓国を護るために戦ったという誇りを持っていた。中には「特攻隊のような精神で」戦ったと語った人もいた。
この言葉も、私は彼らが親日派だとか、日本の戦争を肯定していたと語りたいのではない。彼ら元兵士たちもそんなことは言わなかった。ただ、戦争という運命を受け入れ、その中で精一杯生き、自ら義務を果たしてきただけである。アメリカの黒人は、当時は公民権すら十分認められていなかったが、第二次世界大戦で米国軍兵士として戦い、祖国アメリカを護った(戦後の公民権運動には、この時の黒人兵士たちの勇戦も大きな役割を果たしたはずだ)。
現在の日韓「歴史論争」が不毛なのは、あまりにも歴史を単純化してとらえるからである。これは慰安婦問題にとどまらず、韓国における「親日派」批判も、日本側の日韓併合を近代化による恩恵を与えたと礼賛するのも同様だ。フランス革命後のナポレオンの欧州戦争は、確かに侵略戦争の一面を持つが、結果として革命の価値観である自由の理想を欧州各民族に伝え、同時にナポレオンに対する抵抗のうちに、各民族にナショナリズムを目覚めさせた。歴史は時として、侵略行為が逆に解放と独立精神を呼び覚ますという逆説を実現することがあるのだ。日本軍として戦った韓国人兵士たちは、このような逆説の歴史を生き、その歴史的運命を引き受けたのだ。
そして、この歴史をさらに前進させたのが、戦後アジアの最大の政治家である朴正煕氏である。朴氏は日本軍軍人として青春を過ごし、そこで日本から学んだのは陋習を否定するための近代精神と国民国家の基本姿勢である。あえて言えば、朴氏の韓国におけるさまざまな改革は、明治時代の日本をさらに純化し一貫した形で主導し韓国の近代化を成し遂げた。そしてその際、最も重要なことは、民主主義と全体主義・共産主義は決して共存できないことを常に忘れなかったことであり、実はこれは日本近代の政治家や知識人が十分認識していなかった政治的真理である。朴正煕の偉大さは日本に学びつつ、日本近代の限界を乗り越えたことにあった。
私たちは今、せめてこの程度の歴史意識をもって、日本と韓国の近現代史を考える視点に立つべきではないかと信ずる。

2020-10-14 4面
뉴스스크랩하기
在日社会セクション一覧へ
「歴史の転換点」仁川上陸作戦から70年
狂乱の文在寅「生命尊重」に敬意を示す
文在寅政権 公安統治、ソウル都心が戒厳令
反文明勢力「労働党在日支部」 
中国共産党へ”NO” 世界同時行動
ブログ記事
ひみつきち
「トロッコ問題」問題
道徳と相対主義(哲学の現在6)
4.15総選挙の不正疑惑を徹底調査せよ!
中国の脅威
自由統一
著作権料の名目で北に送金
平壌を動かしているのは誰か
平壌の異変、権力構造に重大な変化
対北ビラ弾圧は利敵行為
南北関係を原点に戻す北の対米「正面突...


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません