現代重工業グループは9月28日、斗山インフラコア売却の予備入札に参加したと明らかにした。同社と、産業銀行子会社であるKDBインベストメントが企業連合を組んで入札を行った。
斗山インフラコアは韓国建設機械業界のトップ企業。現代グループの現代建設機械は第2位で、斗山インフラコアの買収が実現すれば、韓国市場では独占的な地位が得られる。
今回売却するのは斗山重工業が保有する斗山インフラコアの株式35・87%。売却価格は8000億~1兆ウォン程度と予測されている。予備入札には現代重工業のほか、MBKパートナーズ、グランウッドプライベートエクイティなど大型ファンドも参加した。
現代重工業は、これまで斗山インフラコアチャイナの訴訟にともなう7000億ウォン規模の偶発債務を問題視し、買収を否定してきたが、斗山グループが債務責任を負うと明らかにしたことから、急きょ立場を変え、入札に参加したものとみられている。 |