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最終更新日: 2020-09-16 00:00:00
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2020年09月16日 00:00
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【コラム】民を以て天と為す…?

 台風8・9・10号が、北韓の黄海道、江原道、咸鏡道などに甚大な被害をもたらした。北韓国営メディアの「金正恩が洪水被害を受けた黄海北道などを視察し、『試練を力強く克服しよう』などと叱咤激励した」という報道をみるに、相当な惨状であったようだ。
労働新聞は「わずか30日あまりで農村の住宅が整然と再建された」と報じ、金正恩は「民を以て天と為す」「天のような人民の信頼に無条件に報いる」などと発言しており、マスコミは「人民生活第一の姿勢を強調」したなどと述べている。
さらに、「首都の優れた中核党員1万2000人で咸鏡南・北道にそれぞれ急派する最精鋭首都党員師団を組織する」として、軍隊や党員を大量派遣して復旧に努めているそうだ。
しかし、人民は冷淡な反応だという声も聞く。というのも、命令を受け取ったそれぞれの地方では、軍隊経験を持つ工場などの核心党員からなる党員突撃隊を組織し、被災地に派遣して住宅建設を請け負う予定なのだが、一般住民は被災地向けの物資の供出を求められているからだ。
「人民生活第一」を強調し、「人民を愛する元帥様(金正恩)の意思を掲げ、各機関、企業所と人民が台風被害を受けた住民を助けるために立ち上がろうとする平壌の国風が地方にまで広がっている」などと言うが、結局は厳しい人民生活を圧迫するもので、人民はまた、草の根や木の実を食する耐乏生活が始まるのでは、と恐れているのだ。
「民を以て天と為す」という言葉は「民は食を以て天と為す」という孟子の言を彷彿させる。人民の第一の願いが食にあることは、古今東西の鉄則だ。「民は食を以て天と為す」とは、「民は食べられない状態になれば蜂起する」という意味であり、政治の要は食をおろそかにしてはいけない、ということらしい。
今回の台風被害による復旧作業や被災地支援は本来、国が行うべきものであり、それを住民に押し付けることは、コロナ禍による中国との国境封鎖や経済制裁などで、ただでさえ苦しい末端党員や一般住民をさらに苦しめる事態になっている。
人民の大量動員は北韓がしばしば敢行するお得意の政策だが、現地住民の役に立つどころか、むしろ迷惑となっていると指摘されている。そのため人民からは、「悪化する世論をなだめるためのものだ」と冷たく皮肉られているわけだ。
金王朝体制の”天”は民ではなく、金日成であることはこれまでの歴史を見れば明らかだ。金正恩が天を金日成から民に置き換えようとしているなら、それは金王朝体制の崩壊を示唆するものではないのか。そうでなければ、人民に対する搾取がさらに苛酷になるということだろうか。(韓登)

2020-09-16 4面
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