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最終更新日: 2020-09-16 00:00:00
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2020年08月26日 00:00
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【映画】『帰らざる海兵』(韓国)
戦場に散った若者への鎮魂と人間愛

仁川上陸作戦に参加した海兵隊隊員は熾烈な戦いを繰り返した 出典=韓国映像資料院

 朝鮮戦争開戦70周年の今年、韓国映像資料院がYouTubeに多くの「朝鮮戦争映画」をアップしている。李晩煕監督の名作『帰らざる海兵』(1963)も英語、韓国語の字幕付きで見られる。最近の韓流シネマが描く朝鮮戦争の姿は、史実とほど遠いものが少なくないだけに、現代人必見の映画だと言える。李監督は70年代の韓国映画界の鬼才である。その多彩な才能は、米アカデミー賞4冠『パラサイト』のポン・ジュノ監督を凌ぐほどだ。
『帰らざる海兵』は朴正煕政権の初期に製作された「反戦映画」として意義がある。もちろん「反共映画」ではあるが、当時の「反共」は「反戦」と矛盾しない。朝鮮戦争が何よりも金日成の主導によって始まった「南侵戦争」だったからだ。
金日成がスターリンや毛沢東の支援を取り付け、祖国解放戦争という美名の「南侵」を敢行し、逆に南北分断の固定化という民族の悲劇を生んだ。これが歴史の真実である。北朝鮮は「米韓共謀の北進説」を宣伝してきたが、全くの虚偽であることはソ連崩壊後の秘密文書公開で100%明らかになった。
この点を再度押さえた上で映画を見ると、自らも朝鮮戦争に参戦した李晩煕監督が後世に伝えたかったメッセージが、痛いほど明瞭に理解できる。仁川上陸作戦に参加した映画の韓国海兵隊分隊は、中国軍の参戦によって苦難を強いられ、最後には分隊長ら二人だけになった。
「草木も嘆く凍った大地で、笑いながら倒れていった、若き魂が眠りにつく。おまえの恨が凍りつき、雨風吹いても、ああ帰らない海兵がここにいる。戦いに勝つ、その日が来るまで。帰らない海兵、若き海兵よ!」
映画エンディングの字幕は70年間の時空を超えて、北朝鮮による南侵戦争の犠牲になった若者の魂を蘇らせる。韓流シネマ『ブラザーフッド』(2000)と違い、当時はCG技術もなかった。すべて実弾を使った実写映画だから、撮影中に多くのケガ人も出た。当時の韓国映画の3、4倍の製作費をかけ、韓国軍が全面的に支援したので、映像はきわめて迫力がある。
李監督は映画『7人の女捕虜』(1965)では一時、反共法違反(40日間拘束後、無嫌疑で釈放)に問われるほどリアルな映画作りをした。『帰路』(1967)は朝鮮戦争の従軍時に脊椎身体障害者になった作家の戦後をテーマにした映画だ。李晩煕は「戦争の意味を執拗に探りながら、ヒューマニズムを強調した」(シン・ガンホ大眞大学教授)監督である。
韓流シネマの戦争映画が「劣化」する現況の中で、彼の作品を改めて見直す必要がある。

(下川正晴 元毎日新聞ソウル支局長)

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YouTube=https://www.youtube.com/watch?v=8rrBUUWRlwc

2020-08-26 6面
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