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最終更新日: 2020-07-01 00:00:00
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2020年06月17日 00:00
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【コラム】「金一族こそ天の声」の現政権

 これは、驚いた。
脱北者団体が恒例としている北韓住民への啓発風船の打ち上げを、文在寅政権が禁止するという動きを見せているからだ。そのきっかけとなったのが、金正恩の妹の金与正が、風船打ち上げを非難し、南北の通信連絡網を遮断するという措置をとったからだ。
文在寅政権は、どこの国の、誰のための政権なのか、改めて考えざるを得ない暴挙と言えるものだ。
北韓には、金ファミリーの圧政に苦しむ多くの民がいる。核大国を目指すという陰で、飢えに苦しみ、この世のものとも思えない人権蹂躙に苦しんでいる。民主主義国家の多くは、その実態を危惧している。
金ファミリー国家は、悪の帝国とか犯罪国家などと指弾されてきた。ドル紙幣偽造、麻薬密売、武器輸出、出稼ぎ搾取とあらゆる犯罪を国家ぐるみで重ねていると指弾されている。
脱北者団体は、そのような犯罪国家の実態を、自分たちの仲間であった者たちに知らせようとする崇高な使命感に基づいての行動のはずだ。文在寅政権は、犯罪国家に加担・隷従して、その使命を抹殺しようとしているのだ。
左派系の市民団体の多くは、人権守護を大義名分に自由民主政権を糾弾してきたし、今も糾弾している。ところが、不思議なことに、最悪の人権侵害環境にあるという北韓の人権守護に対しては、何一つ口にしない。完全黙秘を貫いているのだ。そのような姿勢が、文在寅政権にも貫かれているとしかいいようがない。
韓国が目指す南北統一とは、北韓の住民を金ファミリーの圧政から解放して、同じ民族としての連帯を共有することであるはずなのに、文在寅政権は、脱北者の行動が南北の緊張を招き、南北交流協力法に違反するというのだ。とんでもない屁理屈だ。
文在寅政権の目には、金ファミリー政権だけが入って、北韓の住民は全く眼中にないということだ。為政者は「民の声は天の声」であることを自覚しなければならないはずなのに、文在寅政権は「金ファミリーの声こそ天の声」であるようだ。
米国の警察官による黒人男性の死亡事件に対する抗議デモに、トランプ大統領が軍を投入しようとしたとき、軍幹部は「市民は敵視の対象ではない」として軍の投入を阻止したが、脱北者も韓国の国民であることを思えば、文在寅政権の脱北者敵視政策は即刻、取り消すべき問題だ。
そればかりか、金ファミリーの圧政に苦しむ住民を幅広く受け入れることこそ、南北統一への道であり、民が望み、天が望む統一だ。
(韓登)

2020-06-17 4面
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