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最終更新日: 2020-07-01 00:00:00
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2020年05月27日 00:00
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【映画】『マルモイ ことばあつめ』(韓国)
朝鮮語の辞書作りに奮闘する人々

俳優ユン・ゲサン(中央)が「普通の人」の役に挑戦©2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

 日本人には気の重い作品に見えるが、随所に観客に楽しんでもらおうという工夫が施され、涙を誘うハートウォーミングな作品に仕上がった。大ヒット作の『タクシー運転手 約束は海を越えて』の脚本家オム・ユナが初めて監督も手がけ、韓国で300万人に迫る観客動員記録を達成した。
日本統治時代だった1940年代の京城(ソウル)。定職のないパンス(ユ・へジン)は息子の授業料に充てるためジョンファン(ユン・ゲサン)のバッグを盗む。ジョンファンは父親が親日派の裕福な家庭で育ったが、父には内緒で失われていく朝鮮語(韓国語)を守るために各地の方言を集め朝鮮語の辞書を作ろうとしていた。
バッグには朝鮮語の資料が詰まっていてなんとか取り戻すことができたが、ジョンファンは辞書作りの拠点にしている自分の書店で働き始めたパンスへの警戒心を解くことができない。辞書作りのリーダーと、母国語である朝鮮語の読み方や書き方すらも知らないコソ泥。この絶対に噛み合いそうもない2人の出会いを最初に見せたのが成功している。あとはどのようなきっかけで2人が和解し協力していくかを楽しめばいいのだから。
ドラマとしての面白さに加え、民族の言葉を守るために立ち上がった人々がいたというメッセージが作品の強度を高めているように見える。歴史に名を残す英雄ではなく、ごく普通の人々が言葉を守ることの大切さに気付き生き方を変えていくという構図。劇中でも語られる「1人の10歩より10人の1歩を」というセリフが効いているのだ。
以下のシーンは涙なくしては見られないだろう。パンスが必死に覚えた朝鮮語を使い、街中の看板を一つ一つ読み上げながら歩く場面。息を吹きかけられたように文字がそれぞれ意味を持ち出しパンスの世界がどんどん広がっていく瞬間を感動的に描いている。ケースは異なるものの、まるで視覚と聴覚の重複障害者であるヘレン・ケラーがすべての物には名前があることに気づいて世界を広げていったエピソードと重ならないだろうか。
少数民族への圧政など様々な理由から言語が失われていく現代。映画で語られる言葉の持つ豊穣さとそれを守ろうと闘った人々の思いが、今の世界に問いかけるものは大きい。

(紀平重成 アジア映画ウオッチャー)

公開=6月13日(土)からシネ・ウインド(新潟)を皮切りに新宿シネマートほか全国順次公開。
公式HP=https://marumoe.com/

2020-05-27 6面
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