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最終更新日: 2020-08-10 19:12:58
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2020年04月22日 00:00
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【映画】『君の誕生日』(韓国)
「セウォル号」遺族の心に寄り添う

主役不在の誕生日会を迎えて©2019 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & NOWFILM & REDPETER FILM & PINEHOUSEFILM. All Rights Reserved.
 2014年4月16日に韓国で起きたセウォル号沈没事故を初めて正面から取り上げた作品。『私にも妻がいたらいいのに』以来、18年ぶりに再共演を果たしたソル・ギョングとチョン・ドヨンという韓国を代表する名優の二人が、子を亡くした喪失感と切ない愛を抱きながら生きる遺族の姿を熱演した。3月の大阪アジアン映画祭で日本初上映された。
476人の乗客・乗員のうち修学旅行中の高校生を含む304人が犠牲となった痛ましい事故。だが本作では事故の映像は一切使わず、また原因を糾弾するということもなく、ひたすら遺族の心に寄り添っていく。
長男のスホに先立たれたジョンイルとスンナムに息子の誕生日が近づいてくる。母スンナムは主役のいない誕生日会は息子が死んだという現実を認めることになり平静ではいられない。一方、父ジョンイルは事故の日に息子からの電話に出られなかったことで、妻に対して罪悪感を抱えている。夫婦の思いがしっくりこないままスホの誕生日を迎えるが…。
誕生日会なんて迷惑、行きたくないという思いには共感できる。息子を亡くした喪失感をかえって募らせることになるだけでなく、「賠償金をもらったんじゃないの」という心ない声にもさらされかねないからだ。
だが、誕生日会に集まった人たちが司会役の男性から促され次々とスホへの思いを語り始めると、見えないはずの彼が今そこにいてほほ笑んでいるかのような錯覚にとらわれるのだ。生還した女性の一人はこう語る。「船内から逃げるとき彼が後ろから押してくれたんです。必死だったので彼が後ろから付いてきてくれているのだと思っていたのに、振り返ったらいなかったんです」
ともすればお涙頂戴の催涙作品に陥りがちな題材を共感できる作品に仕上げたのは、巨匠イ・チャンドン監督のもとで腕を磨いた新鋭のイ・ジョンオン監督。彼自身ボランティア活動を通じて長い期間、遺族と接する中で生まれた本作には様々なエピソードが織り込まれている。話すことで心の整理をつけた人、話を聞いて故人の様子を知り癒された人。遺族に寄り添い記憶を紡いでいく人たちの輪が静かに広がっていく。

(紀平重成 アジア映画ウオッチャー)

公開=6月5日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
公式HP=http://klockworx-asia.com/birthday/

2020-04-22 6面
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