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最終更新日: 2020-08-10 19:12:58
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2020年04月08日 00:00
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写真家・藤本巧さん、土門拳賞受賞『寡黙な空間』
韓国を撮り続けて半世紀

 半世紀もの間、韓国を撮り続けている写真家がいる。今年2月、第39回土門拳賞(毎日新聞社主催、ニコン、ニコンイメージングジャパン、東京工芸大学協賛)を受賞した藤本巧さんだ。
藤本さんは1970年の夏に初めて韓国の地を踏んだ。ポプラ並木が続く道や、広がる茅葺きの村里、漂う土の香りに桃源郷を見たという。そのときの感触が今でも自身を韓国に引き寄せる原点になっているのだそうだ。
今回、受賞の対象となったのは写真集「寡黙な空間 韓国に移住した日本人漁民と花井善吉院長」(工房草土社)だ。藤本さんは次のように語る。
「日本が朝鮮半島を統治していた痕跡を取材していて、旧小鹿島慈恵医院(ハンセン病療養所)・花井善吉院長のことを知った。日本式の生活様式を押しつけるのではなく、韓国人の民族性を尊重して患者たちに誠をもって接したことを、写真を通して語りたかった。日韓関係をほぐす鍵が、そこにあると思ったからである」
作品は山形県酒田市の「土門拳記念館」で8月28日~10月11日に展示される予定だ。主な写真集に、「韓くに風の旅」(筑摩書房)、「韓くに、風と人の記録」(フィルムアート社)、「私の心の中の韓国」(韓国で出版)がある。

写真右:「寡黙な空間 韓国に移住した日本人漁民と花井善吉院長」/工房草土社刊/定価=4500円(税別)

2020-04-08 6面
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