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最終更新日: 2020-03-25 00:00:00
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2020年03月11日 00:00
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人と今 下川 正晴さん(元毎日新聞論説委員・ソウル支局長)
戦後史の「穴」を発掘する

 下川さんが初めてソウルを訪れたのは、朴正煕政権下の1975年の年末だった。韓国ではまだコメの配給が行われていた。大晦日、深夜まで韓国の人たちと酒を酌み交わしているうちに、こんなに近い国でありながらほとんど何も知らないことに気が付く。「いったいどんな国なんだ、韓国は」―持ち前の好奇心が刺激された。新聞記者になって2年目のことだった。
80年代に入り、NHK教育テレビで放映されていた韓国映画を見た。特に『風吹く良き日』(イ・ジャンホ監督・韓国80年公開)などは「面白くて仕方がなかった」。ここでもう一段階、韓国社会への興味・関心が深まる。
時代のリアルを知るうえで映画の果たす役割は大きい。それは下川さんの著書『日本統治下の朝鮮シネマ群像~戦争と近代の同時代史』(弦書房、2019年)に詳しいが、映画を楽しむ醍醐味は、知らない世界を認識することにあると語られている。
韓国社会・韓国人を知るうえで、どうしても欠かせないツールがある。それは語学だ。下川さんは1985年、延世大学韓国語学堂に1年間留学する。86年のアジア大会や88年のオリンピック取材を経て、89年からソウル特派員となった。視野を「アジアの中の韓国と日本」に広げるため、バンコク支局も経験する。そうこうするうちに見えてきたのは、韓日双方に存在する「戦後史の穴」だった。
歴史には”ある都合”によって隠蔽されている穴がある。いま下川さんが注目している「穴」は、6・25戦争(朝鮮戦争)の最中に何があったのか、覆い隠されているその真実だ。切り口として大分県別府市の戦後史を題材に選んだ著作が、まもなく出版される。
別府には米軍キャンプがあった。別府公園はその跡地だ。温泉が豊富なうえに、キャンプ周辺は病院など施設も整っていたため、満州や韓半島からの引揚者も多く、人口の3~4割を占めるようになる。そこへ6・25戦争が始まった。米兵に同行を求められ、行方不明になった人も少なからずいるという。今では忘れ去られたその現実も一つの「穴」である。小さな穴を追ううちに、やがて大きな穴が見えてくる。
下川さんは今後も戦後史の穴を探していくとし、「戦後史には巧妙なトリックが仕掛けられている。大事なのは、本当にそうなのかという問いかけ。歴史は未来のために必要であり、常にレビューされ続けなければいけない」と語った。

2020-03-11 6面
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