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最終更新日: 2020-02-19 00:00:00
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2020年02月05日 00:00
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新型肺炎 広がる懸念…感染者増に伴い各所で対応策
韓国の大学に留学中の中国人学生万人超

 中国を中心に新型コロナウイルスによる肺炎(以下、新型肺炎)が広がっている中、韓国内でのチャイナフォビア(対中国恐怖症)現象も高まりを見せている。病院やホテル、飲食店など、多くの人が利用する施設では「中国人の入店拒否」を掲げるところが相次いでいる。特に、新学期の始まりを控えた学生街では緊張状態が高まっている。国内の大学に在籍中の中国人留学生が7万人を超えているからだ。(ソウル=李民晧)

 先の旧正月連休まで、韓国で新型肺炎を懸念する空気は感じられなかった。しかし、旧正月連休(1月27日)の終わりと共に状況は一変。新型肺炎への感染が確認された患者が増え続け、31日の一日のみでも5人が確認された。特に、中国武漢を訪れた人から感染した2次感染者、2次感染者からまた別の人に感染する3次感染者まで発生し、さらに恐怖が増している様子だ。

こうした流れは、チャイナフォビア現象として表れた。青瓦台国民請願掲示板には、「中国人の入国を禁止しよう」という内容の請願に70万人以上が賛同の署名を行った。これは、国民請願の開始以来もっとも早い増加スピードで、新型肺炎に対する不安と恐怖が今回の中国人忌避につながったものとみられる。

生活の中でもあらゆるところで確認できる。まず、道端や公共交通機関などで中国語が聞こえると、その近くの席を避けようとする市民たちが多く見受けられる。ソウル中心部の商店街も閑散としている。中国人観光客がよく訪れる明洞と東大門、仁寺洞などからは韓国人の足が一気に遠のいた。中国人だと分かると乗車を拒否するタクシーも現れ、「中国人の入店お断り」という貼り紙を掲げる飲食店なども。

ソウル市内の殆どのホテルは中国人の宿泊を拒否している。いち早く中国人の診療を拒否する方針を示したある病院についても、全国的にこれを肯定する雰囲気だ。

外国人の観光スポットとなった青瓦台団体観覧でも、中国人は拒否の対象となった。観覧案内の文言には「発熱、呼吸器症状がある場合、入場を制限する場合があります」と注意喚起している。具体的に中国人を指す表記はない。しかし、実際には「マスク未着用」などの理由で中国人の観覧を拒否している。また、中国同胞(朝鮮族)のベビーシッターやヘルパーの継続利用を懸念する声も多い。

新学期を3月に控えた韓国の大学生たちも非常事態に直面している。国内の大学に在籍している中国人留学生は7万人を超える。中国人留学生たちは、国際交流が活発な首都圏の大学に集中している。大学生のコミュニティ掲示板には、開講後に中国人学生と同じ講義室を使うことや同じ寮で生活することが「恐怖」だと訴える声も多い。このため、各大学側は中国人留学生を対象とした現況把握調査を実施し、一部で登校自粛を要請する動きも出ている。教育部は、中国湖北省を訪れた学生や教職員の有無を調査することを明らかにした。

法務部によると、韓国に滞在中の中国人は昨年11月時点で108万人となっており、在留外国人全体の44・4%に達する。さらに、非合法な手段で入国した人々、在外同胞ビザを持つ朝鮮族(中国同胞)と韓国国籍取得者などを含めると、中国出身者は200万人を上回るものと推定される。

韓国社会では、中国人忌避とその副作用を懸念する声もあるが、現実的にチャイナフォビアの収束までにはまだまだ時間がかかりそうだ。

2020-02-05 3面
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