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最終更新日: 2020-02-19 00:00:00
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2020年01月29日 00:00
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【映画】『グッドバイ』(日本)
ダメ男と偽女房が演じる大人のコメディ

優柔不断な田島(右)と強い女キヌ子©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ
 昭和の文豪・太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」から着想したケラリーノ・サンドロヴィッチによる喜劇戯曲「グッドバイ」の映画化作品。

戦後の混乱から復興へと向かう昭和の日本。文芸雑誌の編集長・田島周二は、優柔不断で気弱なダメ男なのにやたらとモテる。そんな田島は表向きの仕事とは別に、闇稼業でかなりの稼ぎを出しながら、妻子を疎開先に送ったきり。気ままなひとり暮らしを送り、気づけば何人もの愛人を抱えていた。そろそろまともに生きようと、妻子を呼び戻し、愛人たちとのグッドバイを決意したものの、優柔不断な彼は愛人たちに別れを切り出すことができずにいた。困り果てた田島は、文士の漆山連行に相談。連行から聞かされた名案は、絶世の美女に偽女房になってもらい、愛人たちに別れを切り出すというものだった。田島が大金を提示し、偽女房役を頼み込んだのは、闇市で泥にまみれて働く、大食いで怪力の担ぎ屋・永井キヌ子。金にがめつく、ガサツな彼女だが、泥を落とせば誰もが振り返る美しい女性だった。弱い男は愛人たちとの別れのため、強い女は金のため、水と油のような偽夫婦の企みが始まる。

監督は、映画『フライ、ダディ、フライ』『孤高のメス』などのヒット作を世に送り出し、『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島出。成島監督が2015年にケラリーノ・サンドロヴィッチが手がけた舞台(第23回読売演劇大賞最優秀作品賞)を観劇した際、作品を気に入り、映画化を決意したという。

多くの女性の心をとらえる田島を演じるのは、国民的人気俳優の大泉洋。本作では、ダメ男ながらもどこか憎めない魅力的なキャラクターを好演。キヌ子役は15年に上演された舞台でもキヌ子役を演じ、成島監督作品に過去4回出演した小池栄子。本作でも担ぎ屋としての泥くささと気品あふれる美しさの二面性を演じわけ、確かな演技力を見せている。その他、個性的な愛人役には、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、田島の妻役に木村多江、文士漆山役に松重豊など、豪華キャストが出演。

この映画は、上質な大人のコメディ作品だ。予定調和な展開かと思いきや、信じられないどんでん返しがある。想像しやすい恋物語だと思いながらも、恋に落ちた瞬間が明確に描かれていない。それでも、作中の言葉のセンスとセリフの間が実に巧みでクスリと笑え、ドラマに説得力がある。そんなロマンある映画だ。

(宋 莉淑 ソン・リスク/文筆家)

公開=2月14日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
公式HP=http://good-bye-movie.jp/

2020-01-29 6面
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