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最終更新日: 2020-08-10 19:12:58
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2020年01月01日 00:00
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韓国版ジャン・バルジャン父子に起きた奇跡
「空腹で牛乳を盗んだ」―全国から善意の支援相次ぐ

 飢えを我慢できずに牛乳とりんごを盗んだ仁川の「ジャン・バルジャン」父子の話が拡散されると、父子を助けたいという愛の手が全国から差し伸べられた。「今の時代に飢える人がいるなんて」という純粋な気持ちから、それは始まった。基礎生活保障(生活保護)受給者である当該家庭の自立を支援する動きにまで発展し、善意の連鎖が続いている。(ソウル=李民晧)

 事件は昨年末、仁川の某大型スーパーで発生した。盗難事件発生の通報を受け、警察官が駆け付けたのだ。犯人は34歳の父親A氏と12歳の息子。逮捕された2人のかばんから出てきたものは、牛乳二パック二つとりんご6個だった。金額にすると1万ウォン程度だ。
A氏は顔色を青くしながらスーパーの店員に許しを求めたという。警察が盗んだ理由を尋ねると、A氏は「あまりにも空腹だった。してはいけないことをした」と涙を流した。
万引きは、誰が見ても犯罪だ。しかし、A氏の経済事情は極めてひっ迫していた。タクシー運転手として働いていたA氏は、糖尿病と甲状腺の疾患を抱えており、無収入の状態が約半年間続いていた。
住所は仁川中区永宗洞の賃貸住宅で、そこにはA氏の母と7歳の次男も同居していた。A氏の夫はすでに他界している。政府が定めた低所得層の基準である「基礎生活保障(生活保護)受給者」に認定されていたが、政府支援金だけで4人家族が生計を維持することは困難だった。
事情を知ったスーパーのオーナーは、窃盗の罪には問わないことを告げ、警察は父子を警告にとどめた。事はそれで終わらなかった。警察官たちは、父子を近所の食堂へと連れていき、食事を振る舞ったのだ。
その時、食堂にある中年男性が入ってきた。男性は、食事する父子の食卓に白い封筒を無造作に置き、外に出ていった。封筒の中には現金20万ウォンが入っていた。この男性はスーパーで起きた事件を目撃し、父子の事情を知って現金を渡したのだ。
数日後、テレビでこの話が報道されると同時に、仁川のジャン・バルジャン父子を助けたいという問い合わせが殺到した。父子が暮らす永宗洞の行政福祉センター(旧洞事務所)には、現金やコメ、牛乳、キムチ、防寒着など、寄付された様々な品が積み上げられていた。自分で漬けたというキムチを送ってきたおばあさん、豚を丸1匹送ってきた地方の畜産業者などもいた。行政福祉センターと仁川市は、A氏の健康状態を考慮しながら就職相談を進めることを表明した。
ジャン・バルジャンは、貧しさから盗みを働いた、ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」の主人公だ。まさにその小説が韓国・仁川で実話となったのだ。「善行が善行を生む」という言葉のとおり、市民の助け合いが真冬の寒さを温かいものにしている。

2020-01-01 13面
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