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最終更新日: 2020-01-16 00:00:00
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2020年01月01日 00:00
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韓半島を南北に分断する文明の境界線
危機にひんする韓米同盟

文明の転換期に突入 愚かな選択をしない

――トランプの米国革命に対する米国民の反応は。
「海外では『トランプ現象』が理解されていない。米国はキリスト教の福音派の影響が強く、信者は数千万人を超える。人によっては1億人ともいう。この福音派の81%が選挙でトランプに投票したという。信じられないほど熱心だ。
データを見るとき注意すべき点がある。米国で、キリスト教関連の書店はほとんど消えたが、これは非キリスト教や非保守勢力の台頭のためではなく、Amazonのせいだ。2017年に全米で売られた本の6%が、キリスト教関連の書籍だったが、18年は7%がキリスト教関連の書籍だった。つまり、1年の間に15%程度がもっと売れたのだ。ニューヨーク・タイムズなどだけを読めば、米国はLGBTばかりと思われるが、米国人はキリスト教を放棄したのではない」
――リンカーンが奴隷解放運動を行ったとき、米国は分裂していた。現在、米国は文化的、思想的に分裂していると言えるだろうか。
「米国の主流(ワシントンのエリートたち)は、一般国民と乖離している。トランプの遊説を見るとすごい。以前はそういう現象はなかった。行く先々でグラウンドや体育館がいっぱいになる現象、熱烈なトランプ支持者らを見ることができる」
――一般の米国人が、いわゆる既得権層に不信を抱いているということか。
「そうだ。カリフォルニアや大西洋沿岸の都市は完全に世俗化、リベラル化されたが、米国を代表する地域の中でテキサスなど農村は、米国的な価値観を取り戻そうとしている。トランプ支持派はそのような地域を占めている。トランプに有利な点が、選挙人制度だ。トランプを支持する州に有利となっている。選挙人数538人のうち270人を確保すれば勝利だが、カリフォルニア州の選挙人数が55人で、ワイオミング州は3人だ。人口は53分の1だが、選挙人数では制度的に非常に有利に働く」
――今回の大統領選挙でも、その傾向が続くのか。
「競合州の有権者たちはトランプの弾劾に批判的だ。経済がよくなって、黒人層のトランプ支持率が34%、ラスムセン支持率は51%。トランプは3年間で世帯当たりの収入を5003ドル増やした。オバマが8年間で1040ドル、ジョージ・ブッシュは400ドルだった。さらに、世帯当たり2500ドルの減税を行った。つまり世帯当たりの所得を7500ドル増やしたことになる」
――海外のメディアは、トランプを米国第一主義だと非難する。
「私はピーター・ゼイハンやジョージ・フリードマンが好きだが、トランプの米国第一主義はトランプだけの考えではなく、米国の最高の国際政治学者たちの支持を得ている理論だ。現実主義的国際政治学の5大学者といわれる、モアセイマやスティーヴン・ウォルトらの学者たちは、個人的にはトランプを支持しないが、グローバル主義から米国第一主義へ移行するのを支持する。この主張を解説した書籍は韓国でも間もなく翻訳される予定だ。彼らは、米国が世界を望む通りに作れないのに、そうしようとしていつも戦争をする国になったが、これは間違いだったと主張する」
――韓米同盟が現在の状態で続くと、米国の立場からは終わったものと見るのではないか。
「既に終わったともいえよう。国際共産勢力を敵としたのが韓米同盟なのに、韓国でそう考えない(文在寅)政府が登場したから同盟は終わったものだ。米国人たちは最近、つまり昨年の夏ごろから、大韓民国と大韓民国政府を分けて表現している。韓米同盟は、中国が米国の競争者として残っている限り、韓国の戦略的価値は非常に重要だ。だが、一方では中国という挑戦者を牽制するため、米国が活用する国々が増えれば、韓国の戦略的価値は減る。インド、日本、ベトナム、台湾などが米国側に立っているので、韓国がいなければならないという状況ではない。もちろん、韓国は中国を攻撃するとき非常に重要な戦略的要衝に位置する。ゆえに、米国人たちは韓米日の三角同盟が致命的に重要であると表現する」
――新年を迎えて改めて強調したいことは。
「文明の戦いが確実に始まった。米国は過去60年間、資本主義対共産主義の戦いをしてきたが、今は自由主義対全体主義の闘いであると明言している。トランプ大統領とペンス副大統領は、重要な演説でこの戦いを強調している。トランプは17年、国連の演説で社会主義(共産主義)は容認できないとし、昨年は宗教を弾圧する国家は容認できないと述べた。米国務省の前政策企画局長のキロンは、米中戦争を文明の戦争であると公然と言った。カーネギーメロン大学教授であるキロンは、博士論文としてレーガン大統領がソ連を崩壊させた過程を書いた人物だ。そういう人を政策企画局長として起用したのだ。
韓国でも最近、ソーシャルメディアを通じてこのレベルの国際政治学に接した主婦たちが、文明の戦争を知らない牧師などと論争していると聞いた」
――この文明の転換期に、特に注意すべきことはなにか。
「われわれがどの文明に属しているのかは明確だ。自由主義、資本主義、海洋文明に属している。ここで愚かな選択をしてはならない。何よりも文明の転換期に入ったこと自体を知らないと困る。
米国は東西冷戦に勝利したとき、己れが何をなすべきかが分からなかった。1990年、覇権国になった後、何をどうすべきだったかを知らなかった。今回、米中戦争に勝てば、完全に文明の勝利者となる。米国は東西冷戦の勝利後の仕上げができなかったが、今はできる力と経済力を持っている。これは、理論ではなく現実だ。ピーター・ゼイハンは理論に強いのではなく、強力なデータを持っていた。彼はその強力なデータを基に今年、米国の大統領選挙で大統領は替わらないが、仮に大統領が替わっても米国のアジア政策が変わることはないと明言した」
文明社会は、個人の尊厳と自由を基盤とする。だが、自由と個人の尊厳はただで得られるものではない。中国の共産全体主義が文明の敵なら、その共産全体主義と組む勢力も当然、文明の敵だ。

(関連=http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=86827&thread=01r02)

2020-01-01 3面
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