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2019年10月09日 00:00
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編集余話

 3日、韓国で大々的な「反・文在寅、反・曺国」デモが開かれた。現場を取材した記者たちによると、少なくとも百万人規模の集会になったという▼主催したのは、保守系野党と市民団体だ。彼らは伝統的に街頭でのデモでは左派系の後塵を拝してきた。日本でも有名になったロウソクデモは、いわば左派の専売特許であり、市民を動員した抗議行動は、左派の得意とする手段だった▼しかし今回は違った。大手紙も1面でとりあげ、前週の曺国支持派の集会を上回る参加者だったことにも触れた。保守派の支持層だけでなく、いわゆるノンポリも多く集まった。それほど、現政権に対する不信は極致に至っている▼「自分の言葉に責任を持て」とは、誰もが一度は言われたことがある言葉であろう。文在寅大統領は自らの政権を「ロウソク政府」と自任し、民意に支持された政権と位置付けている。今、街頭の声は明らかに変わった。大統領はこの状況をどう捉えているのだろうか▼文大統領は選挙戦で「機会は平等であり、過程は公正であり、結果は正義」となるようにすると訴えた。当時は朴槿惠前大統領の、いわゆる「崔順実ゲート疑惑」が事実であると信じられていたので、有権者への訴求力は強かった。しかし今、疑惑だらけの法相人事を強行した大統領に批判の矢が向けられている▼大統領は任期半ばにして、政権は早くも窮地に立った。自らを大統領の地位に押し上げた街頭デモが別の形で自らを追い込むことになろうとは、まさに皮肉である。

2019-10-09 1面
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