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2019年09月11日 00:00
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編集余話

 ある在日韓国人2世の男性から聞いた話である。戦後の混乱期に1世の父親が建てた家は、非常に狭く、粗末な造りで、大雨のたびに家が流されないか、吹き飛ばされないかと心配が絶えなかったらしい▼その後一家は男性の代になって新しい家を建て、心配も減ったというが、それでも家は川の近くにあったため、何かあれば浸水、最悪の場合は家が流されることも覚悟していたという▼先週末、大型の台風が首都圏を直撃した。公共交通機関などに遅れが出て混乱に陥ったが、幸いなことに台風の規模に比べて被害は少なかったように思える▼大雨に備えた治水対策が進んでいることだけではなかろう。情報網が発達し、台風の状況をつぶさに知ることができるようになった。建物の強度も増している。もしこれが、冒頭の男性が子供だった50年以上前に起きていたとしたら、被害はより甚大になっていただろう▼同時期を生きた日本人も、今ほど住環境が良かったわけではなかろうが、在日韓国人の苦労はそれ以上であったことは想像に難くない。1世も2世も、そうした苦労を乗り越えて今の生活基盤を築いてきた▼翻って、そうした困難をほとんど経験していない、我々の世代のことを考えてみる。自分たちの親や祖父母ほど必死で生きているのか▼1世2世の世代は、韓国の自由民主主義を守るため朝総連をはじめとした北韓組織と熾烈な戦いを繰り広げてきた。9日、曺国が法務部長官に強行任命された。従北へ前のめりになる現政権をどう見るだろうか。

2019-09-11 1面
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