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最終更新日: 2020-02-19 00:00:00
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2019年09月04日 00:00
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K-POPに夢を託す若者たち~全国から集まった仲間と合宿生活
歌やダンスで一流を目指す 

 「K―POP」というカテゴリーが世界のエンタメ業界を席巻している。見た目も麗しい若者たちが、素晴らしいパフォーマンスを次々と披露する。お気に入りのスターを応援しながら、ファンはK―POPに参加するようになった。歌やダンスを真似て楽しみながら、発表する機会も増えている。さらに、K―POPの世界に身を投じようとする日本の若者が現れた。寮生活を送りながら、デビューに向けて日々、邁進する。全国から集まった練習生9人に、K―POPに対する思いなどを聞いた。

真剣に指導を受ける練習生たち。全体でのレッスンは週に1回で、そのほかの時間は個人レッスンに明け暮れる

 昨年9月、芸能プロダクションのGIOエンタテインメント株式会社(本社・東京都港区)がオーディションの募集を行ったところ、全国から約1500人の応募があった。「正直なところ、これほどとは思っていませんでした」と三宅正彦代表は当時を振り返る。9月中旬から12月中旬の4カ月間で20回ほどオーディションを行い、170人の練習生が所属となった。
このプロダクションでは都内に寮を2棟準備しており、男女合わせて50人ほどの寮生が合宿生活を行っている。最年少は中学3年生、保護者の同意が必要な場合でも反対する親はほとんどいないという。「親御さんも韓流ファンなのでしょう」と話すのは、広報を担当する新橋雅美さんだ。韓国にルーツを持つ新橋さんだが、かつてはそのことに少なからず抵抗があった。「今では日本人の子が自分に韓国ネームを付けたり、普通にオンニなどと韓国語が飛び交ったりしています。時代が変わったというしかありませんね」と笑う。

 ダンスレッスンを終えたばかりの練習生9人に、K―POPの魅力を聞いてみた。全員が、歌やダンスのパフォーマンスがすばらしい、と口をそろえる。BIGBANGのファンだという兵庫県出身のJINAさん(19)は「歌詞の内容が直球で、彼らの考え方や音楽精神を知るほどに、日本にはないものだなと。同じように音楽を作品として作りたいと思うようになりました」と語る。

 彼女たちの年齢は18~23歳、物心つく前からK―POPが存在した。そして、ダンスや音楽づくりに興味を持つようになり、そのスキルを磨く、あるいは将来の職業にと考えたとき、日本国内に満足できるものがなかったのだ。K―POPしかないと痛感するも、渡韓して生活費を工面しつつ練習を続けるのはハードルが高かった。そんなとき、日本でK―POPが学べるオーディションの存在を知る。

 合宿所の生活は個々の自主性に任されている。ダンスとボイストレーニングは週に1度ずつ。24時間使用可能な三つのスタジオで自主練習を積みながら、それぞれにアルバイトをこなす。自炊も可能だ。学校は通信制を利用する。集団生活で摩擦はないのだろうか。「それは、それなりに。でも、みんな目標は同じですから」
最後に、いま韓日関係が良くないが、それについて不安はないかと聞いてみた。なぜそんな質問をするのかと言いたげに、真っ直ぐな視線が返ってくる。「仲がいいのに越したことはないけれど、たとえ関係が悪くなっても、私たちがK―POPをやめる理由にはなりません」

2019-09-04 6面
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