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2019年09月04日 00:00
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朴槿恵弾劾を弾劾した最高裁判決
尹錫悦検察総長が矛先を返す

刑事被疑者を司法長官に任命する文政権

 朴槿惠前大統領拘束後2年5カ月ぶりに下された大法院(最高裁)の判決は、判断回避の判決だった。最高裁は8月29日、朴槿惠前大統領の有無罪を判断せず、破棄差し戻した。18の容疑のうち、大統領の地位を利用した強要と脅迫などがなかったことを確認した。最高裁が、朴前大統領を賄賂罪と認めた根拠は、サムスンが崔ソウォン(崔順実)の娘に馬3匹を提供したことを第3者賄賂罪で判断したことだけだった。最高裁は、検察側の控訴を棄却した。結論的に最高裁が憲法裁判所の弾劾審判を弾劾したものだ。これで朴前大統領の事件は、事実関係から再び争うことになった。

 最高裁は、証拠裁判主義ではなく、世論に便乗した判決をし「暗黙的請託」を認めた。そもそも文在寅が任命した最高裁が急遽朴槿惠前大統領の宣告日を決めたのは、曺国事態で悪化した世論を糊塗するためだった。最高裁判所は弁論なしで書類審査だけで判断した。最高裁は破棄差し戻しなら長期裁判が予想されるも、形執行停止措置を取らなかった。つまり朴前大統領の法的拘束期間18カ月を、15カ月も超えた不法拘束を是正しなかった。
最高裁は、特に朴前大統領の弾劾事由であった、「企業の自由と財産権の侵害」(強要)と「職権乱用」の疑いを否定した。つまり、憲法裁判所がわずか90日間の拙速審理に弾劾した決定を弾劾したのだ。最高裁は、朴前大統領が一銭の賄賂も受けていないことは認めつつ、崔ソウォンが受けた賄賂を朴前大統領が受けたものと強弁した。弾劾訴追に含まれてもいなかったサムスンが崔ソウォン側に提供した馬3匹を朴前大統領への賄賂としたのだ。
文在寅の曺国指名に対する国民的抵抗感と曺国一家の具体的な犯罪容疑が明らかになるや、尹錫悦の検察は8月27日、曺国一家に対して電撃的に大規模な家宅捜索を断行した。32カ所の家宅捜索は類例がない。重要な関係者3人が海外に逃避したが、関係者の出国禁止措置も取られた。曺国一家が関連した疑惑は巨大なスキャンダルに発展する勢いだ。
文在寅は、決して自分の過ちを認めない。発足以来、多くの失策の中で文在寅は失敗を塗りつぶすため、不合理な無理をしてきた。曺国を救うため、日本とのGSOMIAを破棄して、あくまでも曺国を任命する態勢だ。曺国事態を契機に政局は狂乱の状況であるため今後の予想が難しい。
朴前大統領に対する最高裁の判決で詐欺弾劾であることが明らかになると、文政権はGSOMIAの破棄に抗議する米国に公然と挑戦している。韓米同盟破棄の本音を現わしている。外交部は8月29日、在韓米大使を招致して不満を示した。青瓦台関係者は29日、韓米同盟破棄まで示唆する米国批判を展開した。
一方、文在寅の狂乱に対する世論が極度に悪化し、しかも曺国一家の想像もできない疑惑が噴出するやロウソク革命政権の走狗といわれた検察が、検察権を完全に無力化しようとする曺国と文在寅に反撃に出ている。
明白な犯罪容疑があれば検察は当然、放置できない。検察は、曺国を被疑者と規定した。それでも文在寅は「刑事被疑者」の身分となった曺国を法務部長官に任命する。これにより文在寅は、国民を敵に回した。文政権と検察が全面衝突している。文在寅は果たして、7月末に任命したばかりの尹錫悦検察総長を解任できるだろうか。 

2019-09-04 1面
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