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最終更新日: 2020-02-19 00:00:00
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2019年08月15日 00:00
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在日同胞の「名前」取り戻すべき―母国での正当な評価を

 在日同胞は、韓国の近現代史に多大な功績を残した。韓国はしかし、建国以来71年もの間、在日の功績に対して評価することはなかった。「我流日本人」というマイナスイメージの枠にはめ込んできたからだ。在日同胞の母国貢献は、韓国政府・韓国人が知るべき事実である。(ソウル=李民晧)

 在日同胞たちは、歴史に残る大きな功績をあげた。しかし、その名前が残るケースは殆どない。
その原因について、在日同胞及び韓国社会で23年間取材を続けて分かった点がある。最大の要因は、他でもなく「我流日本人」「半チョッパリ(在日の蔑称)」というイメージだ。いずれも韓国人が在日同胞に対して持っている先入観である。

 在日同胞については、基本的に日本で苦労している同胞、または日本で差別の対象になっていると考えられている。韓国で、朝総連と朝鮮学校が「民族文化を守っている」かのようにクローズアップされることも、そうした認識の延長線上にある。
実態は、それ以上でもそれ以下でもない。一般的な在日同胞のイメージはマイナス面が圧倒的に大きい。
仮に実業家が苦境に立たされた場合、突如としてその人が日本で使用している通称名が晒される。徐甲虎・阪本紡績社長の例はその典型だ。
徐氏は60年代初頭、「駐日韓国大使館寄贈者」「在日同胞母国投資の象徴」として歓待の声の中で帰国したものの、1974年に日本の親会社が倒産すると突然「阪本榮一」の名前が晒された。刺身やみそ汁を好む日本人というイメージと、失敗した悪徳資本家という悪名が付きまとった。
現在も韓国人の根底にはそうした認識がある。日本製品不買キャンペーンが展開される中、不買のターゲット企業として在日同胞が設立した母国投資企業のロッテと新韓銀行を挙げる人もいる。
表面的には「同じ血を分かつ同胞」としながらも、実際は日本人として扱い、忌み嫌うのが常だ。

 一体なぜ日本による統治支配問題で、在日同胞たちを標的にするのだろうか。
大切にためた虎の子の財産をなげうって国に貢献した母国投資家たちを「日本人」という枠組みにはめ込むこと自体が差別的であり、自己矛盾以外の何物でもない。過去史の中で辛い時間を耐え抜いた在日同胞たちに対して攻撃する姿は、歴史という鎖に繋がれた捕虜の姿と重なってしまう。

 1950~60年代、北送事業が行われ、韓日協定が締結された当時、在日同胞社会では「棄民」という言葉が囁かれた。国に捨てられた民という意味だ。朝総連が評価される一方、民団が蔑視され、在日同胞を反日の枠組みの中に組み込む様子は新たな「棄民」を想起させる。
朝鮮学校の教科書を分析した李修京・東京学芸大学教育学部教授から聞いた話は衝撃的だ。
「朝鮮学校で使用されている高校(高級)歴史教科書の1~3巻、全440ページで、在日同胞による北韓への貢献、在日同胞が生き残る道を示すページは94ページにも及んでいる」

 在日韓国学校には、在日同胞の歴史に関する副教材のみが存在する。在日同胞の自発的な母国貢献に対する記述は数えるほどであり、具体性にも欠けている。
さらに驚くべきは母国・韓国だ。小・中・高の12年間で使用される教科書に、在日の母国貢献を示す記述が1行もないのだ。
母国貢献の例は枚挙にいとまがないほどに存在している。一方で、これほどまでに評価が伴わないのはなぜなのだろうか。韓国は歴史に残る大きな功績をあげた在日同胞に対し、いつまで「名無し」として放置するつもりだろうか。

 韓国では、在日同胞を指す代名詞すら定まっていない。在日僑胞、在日同胞、在日韓国人、在日朝鮮人、在日韓国朝鮮人、ザイニチなど、あまりにも多く複雑な印象を与える。在日同胞はこう問いたくなるだろう。
「私の名前は何でしょうか」―。
「虎は死んで皮を残し、人は死んで『名前』を残す」「井戸水を飲むなら、その井戸を掘った先人のことを覚えておけ」ということわざがある。世の中に貢献した人物を正当に評価しないのは公平ではない。

 韓国政府と韓国国民は、在日同胞の「名前」を取り戻すべきだ。そして、韓国の歴史を変えた在日同胞による母国貢献について、教科書に記載すべきだろう。

関連(1)=http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=86355&thread=04

関連(2)=http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=86356&thread=04

 

2019-08-15 13面
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