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最終更新日: 2019-10-09 00:00:00
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2019年08月01日 00:00
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【文学】韓国文学への関心高まる
作家が相次ぎ来日 都内でイベント開催

 かすかな憂いを伴う内なる思いを、隣の国の作家が丁寧に表現してくれた。それは痛みか、悲しみと呼ぶのかわからないが、文学を通じて韓日にある種の共感が芽生えていることは確かだ。7月23日と25日に韓国人作家による読書会が開かれた。喪失をテーマとした短編集と、太鼓の音だけで表現した絵本。どちらも30人を超える韓国文学ファンが集い、作家との交流を深めた。

◆喪失の悲しみに向きあう―キム・エランさん『外は夏』

 ―『外は夏』というタイトルの小説はないが、なぜこの表題になったのか。

収録作品『風景の使い道』に、スノードームの中の冬と外側の夏という対比があり、そのフレーズからつけた。何かを失ってしまった人たちの外と中、その温度差やそこから発生する水滴、それによって作られるシミのようなものなどがイメージできると感じた。
 ―『外は夏』の作品の配列は書かれた年代順ではないが、どのような基準で決めたのか。
初めの『立冬』は文字通り冬が始まる日で、寒くてつらい日々が始まったばかりという「時間軸の入り口」を表している。そして最後は『どこに行きたいのですか』という方向を示す流れにしたかった。
 ―弱き者たちが登場人物になることが多いが、その理由は。
韓国では、普通に平凡に暮らすためのハードルが高いと感じる。いわゆる社会の中心に属しているのはほんの少数だ。大多数の人々は弱者になる。
 ―次のテーマは決まっているのか。
これまでは主に空間について書いてきた。例えばソウルという都市、とある家、一つの部屋、家具の引き出しなどといった具合に。これからは時間について書いていきたい。人格や個性に関係なく、人は死を迎える。生と死を理解することが作家に与えられた課題だと考えている。
大学生でデビューしてから、自分が知っているものが無くなったら何も書けなくなるのではないかと常に心配してきた。しかし最近、文章は体で書くものだと思うようになった。時間の流れとともに呼吸やリズムも変化してくる。体が変われば、文章の切り口が変わってくる。体は世の中を見つめるレンズの役割をしていると思う。
―好きな言葉は。
品位という言葉だ。深い絶望の中であえいでいる人たちがいるが、彼らから最後まで奪い取ることができないものがそれだと思う。
■収録作品・カッコ内は発表年
立冬(2014年)
ノ・チャンソンとエヴァン(16年)
向こう側(16年)
沈黙の未来(12年)
風景の使い道(14年)
覆い隠す手(17年)
どこに行きたいのですか(15年)

キム・エラン:2002年『ノックしない家』で大山大学文学賞を受賞し作家デビュー。2013年『沈黙の未来』で李箱文学賞を受賞。邦訳作品『どきどき僕の人生』(クオン)、『走れ、オヤジ殿』(晶文社)

◆自身をさらけ出して描く―パク・ジォンチェさん『ヒキガエルがいく』

 イラストレーター時代、ある絵本の挿絵を巡って作家と意見が分かれた。結果として自身の主張は通ったが、割り切れない思いが残った。そんな自分の心と向き合って「そうだ、自分で文章も書こう」と決意、絵本の勉強を開始する。
作りたかった絵本は自分の家族の物語だった。『ぼくのパンツ』は、7人兄弟の末っ子に生まれた自身の子ども時代をユーモラスに描いた。第2弾を考えていたときに、セウォル号の惨事が起こる。
自分に何ができるだろうと考え、やはり絵本を通して自らの想いを伝えるべきと制作に取りかかった。思い出したのは、幼い頃に道端で見つけたヒキガエル。自分に向かって1歩1歩近づいてくる、あの力強さが印象的だった。ゆっくりでいいから、たくましく前に進んでいこう―そのメッセージをヒキガエルの歩みに込めた。ヒキガエルは作者自身でもある。「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」で原画を見ることができる。
会場=うらわ美術館(さいたま市浦和区仲町2―5―1)
会期=8月28日(水)まで。
休館日=月曜日(8月12日は開館)、8月13日(火)
開館時間=10時~17時(金・土~20時・入場は閉館30分前まで)
観覧料=一般610円、大高生410円、中学生以下無料(団体割引等あり)
TEL048・827・3215

パク・ジォンチェ:イラストレーターを経て絵本作家に。韓国版『スプートニクの恋人』(村上春樹著)の表紙などを手掛ける。2013年デビュー絵本『ぼくのパンツ』が韓国文化体育観光部優秀教養図書に選定

2019-08-01 6面
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