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2019年07月10日 00:00
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人と今 谷口マリアさん(アジアバレエエージェンシー室長)
韓日でアジアバレエの開花を

 「娘が3歳からバレエを習い始めたのですが、考えてみればそれが事の発端でした」
バレエママとして子どもを応援していた谷口マリアさんは、家に練習用のバーがあったらいいと考えた。ところがコンパクトなものが日本にはない。それならばと、出身地・韓国で探して取り寄せた。母国とバレエでつながった第1歩となる。
バレエママの内助は続く。バレエに必須な足の甲を伸ばす訓練に用いられていたのは、伝統的な木製の器具。重たくて持ち運びが大変だと、建設関係の仕事をしていた夫君に相談した。
「軽いものがないなら作ってしまおうと、主人と製品開発をしました。おかげでそれが評判を呼び、バレエ関係者の方々と知り合うようになりました」
そうこうしているうちに、韓日を軸としたアジアバレエの活性化を図ってみたいと強く思うようになり、夫妻でアジアバレエエージェンシーを立ち上げた。
日本では年間200~300のコンクールが行われているという。ところが応募者は日本人に限られていた。なぜ?という疑問が浮かぶと同時に、外国人にも門戸を開いたコンクールを開催しようと決心する。「2カ月で準備しました。無謀としか言いようがないです」と笑う。それでも4回目を迎えた今年は、韓国などアジア各地からだけでも60人を超えるダンサーが参加した。
「バレエのルールは世界共通です。400年近い歴史を持つヨーロッパに対して、アジアのバレエは日本でも100年程度。未知の可能性を秘めていると言えます。韓国と日本が励まし合って切磋琢磨したら、必ずアジア全体に良い影響を与え、アジアバレエの開花につながると確信します」

2019-07-10 6面
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