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最終更新日: 2020-02-19 00:00:00
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2019年06月05日 00:00
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未来へつなぐ在日1世の思い
川崎で、明るくたくましい「ハルモニ展」

 本紙1月23日号で紹介した『わたしもじだいのいちぶです』は、川崎市桜本に暮らすハルモニたちの飾らない言葉を紡いだものだ。この本をきっかけに生まれた繋がりを深めるためのイベントが1・2日、川崎市内で開かれた。

 展示の中に大きな甕(かめ)を見つけた。戦後の窮乏期にどぶろくを作ったり、キムチを漬けたりした甕だそうだ。
戦後、「あの朝鮮のおばちゃん家に行けば、おいしい酒をどんぶり1杯40円で分けてくれる。煮込みもモツもとびきりうまい」と評判になり、庶民同士の交流が始まったという話もある。

識字教室での作品


日本で手に入る材料を使いながら、祖国の味をつないできた。山野で見つかるエゴマやうんげ(和名はりきり)を食材に使った。川崎南部集住地域には、うんげの木が家庭の庭に植えられているのが散見できるという。「たとえ祖国の味と違ったとしても、それが私たちが美味しいと思う韓国料理なんです」と2世、3世の住人は語る。
つらい激動の時代を生きてきた。その歴史を背負いながらも、たくましく明るく生きる姿が会場に展示された写真からうかがえる。しかし、一方で戦争に対して、不当な差別に対しては力強くNOを突き付ける。
「つらいことも多かったけれど、振り返ると嬉しいこと、楽しいこともあった。いまは幸せです」との文面に安堵するとともに、これから日本が目指す共生社会にハルモニの存在が必要なのではと、長寿を願わずにはいられない。

写真上左=在日コリアンの味を守り通した壺/写真上右=カメラマンの大八木宏武さんが撮影し続けたハルモニたち

2019-06-05 5面
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